ベトナム、ベトナム東部海域での中国とフィリピンの衝突に深い懸念
(VOVWORLD) - ベトナムは、6月17日に発生したフィリピンと中国の船舶の衝突事案を注意深く監視しており、この事態に深刻な懸念を抱いています。
ハン報道官 |
21日、ベトナム外務省のファム・トゥ・ハン報道官は、ベトナム東部海域(南シナ海)のセカンド・トーマス礁(ベトナム語:バイ・コー・マイ)付近で発生した中国船とフィリピン補給船の衝突事案について、ベトナム政府の立場を以下のように表明しました。
「ベトナムは、6月17日に発生したフィリピンと中国の船舶の衝突事案を注意深く監視しており、この事態に深刻な懸念を抱いています。ベトナムは関係各国に対し、最大限の自制を求めるとともに、国際法に従って行動し、1982年の国連海洋法条約に基づいて確立された沿岸国の排他的経済水域と大陸棚に対する主権的権利と管轄権を尊重し、DOC海上行動宣言を誠実かつ完全に実施し、海上および航空の安全に関する国際規則や海上衝突防止規則を尊重・遵守し、紛争や意見の相違を平和的手段で解決し、地域の平和、安定、持続可能な発展の維持に積極的に貢献することを要請します」