近年、世界でベトナムの姿をピーアールする活動が強化されています。２０１８年、ベトナムを訪れた外国人観光客の数が延べ１５００万人を超えたことは世界友人に対するベトナムの魅力を表すものと言えます。ベトナムを訪れる外国人観光客は年を追って増加していることは世界各国で展開されているベトナムの姿をピーアールする活動の賜物の一つとされています。

さる１０月、北部山岳地帯のベトバク民間歌劇団とベトナム国立音楽学院は１２日間にわたり、韓国で公演を行いました。この活動はベトナム文化スポーツ観光省が打ち出した東北アジア地域でのベトナム文化ピーアールと観光振興という主張を実施する活動の一環です。この公演の目的は韓国の多くの都市で、ベトナムの文化を連続して紹介するということです。

これより前の９月２７日、ベトナムは名誉来賓として、フランス北東部、モーゼル県の県都、メッス市で開かれた国際見本市に出店しました。フランスにおけるベトナム文化センターのギェム・スアン・ドン副センター長は次のように語りました。

（テープ）

「この展示会で、ベトナムの伝統的歌唱劇チェオと水上人形劇が上演された他、ベトナム映画週間、ハノイの有名な画家の絵画展などのイベントも紹介されました」

長年来、フランスにおけるベトナム文化センターはフランスで開かれた国際展示会で、ベトナム文化ピーアールと観光振興活動を積極的に行ってきました。国際展示会に出展することはフランスを始め、フランスに住んでいる世界各国の人々にベトナムの文化を紹介するよいチャンスとなっています。

また、さる４月、チェコにあるチェスケー・ヴェレニツェ市に滞在しているベトナム人会はベトナム文化月間を行いました。このイベントで、ベトナムの伝統的音楽の公演を行った他、ベトナムの食文化も紹介されました。チェスケー・ヴェレニツェ市の市民の一人は次のように語りました。

（テープ）

「このイベントは素晴らしいですね。ベトナムの人々、文化、特に、ベトナムの料理と音楽が大好きです。今後、このようなイベントをたくさん開催されることを望んでいます」

ベトナムの食文化イベント

ベトナム文化を世界に紹介するため、近年、文化部門は外交部門、及び、各国駐在ベトナム大使館と協力して、ベトナムの文化の日やベトナム文化観光祭りなどを行ってきました。その一方、多くの地方はベトナム文化を国外にピーアールする活動を主体的に行ってきました。

たとえば、ハノイ市は同市の人々と風景、食文化などを紹介するショットフィルムを製作し、アメリカのＣＮＮで放送したこと、世界遺産として認定された中部クアンビン省のフォンニャ・ケバン国立公園がアメリカのニューヨークの旅行博覧会「ニューヨーク・タイムズ・トラベル・ショー」でピーアールしたことなどです。

2019年におけるベトナムの姿を国外にピーアールする活動に関して、ベトナム文化スポーツ観光省所属国際関係局のチャン・ニャト・ホアン副局長は次のように語りました。

（テープ） 

「ベトナム観光のピーアール、文化交流、外国人観光客の誘致を強化します。文化スポーツ観光省は韓国、日本などの重要な市場で、観光ピーアール活動を推進します。そのほか、文化交流活動も行ないます」

国内の文化を世界にピーアールする活動に成功してきた韓国や日本の経験を見れば、このピーアール活動への投資は自国のソフトパワーの強化につながると言えます。ベトナムの文化を国外へピーアールする戦略を精力的に実施するならば、国際社会におけるベトナム文化の地位が確立されることにつながるでしょう。

今日のハノイ便りはベトナムの文化の国外へのピーアール活動の強化についてお伝えしました。それでは今日はこの辺で。