(VOVWORLD) -このプログラムは「誰一人も取り残さない」というグエン・スアン・フック首相の呼びかけに応じた活動で、社会共同体に対し、百万食、または、それ以上の支援物資を困難に直面している人々に差し出すためのものです。
(写真:hoisinhvien.com.vn) |
ベトナムのホーチミン共産青年同盟中央委員会と清涼飲料のペプシ社などの共催により、ハノイ市、北部港湾都市ハイフオン、ホーチミン市、中部ダナン市、南部カント市など5つの都市で「百万食」という支援プログラムが展開されてきました。これは新型コロナウイルス感染症の影響により、困難に追い込まれている人々を支援するためのものです。
このプログラムは「誰一人も取り残さない」というグエン・スアン・フック首相の呼びかけに応じた活動で、社会共同体に対し、百万食、または、それ以上の支援物資を困難に直面している人々に差し出すためのものです。
この支援プログラムは全国各地で展開され、青年を始め、多くの人々の応援を受けてきました。
グエン・テイ・シンさんは元々ハノイ郊外にあるバービー県で住んでいましたが、新型コロナウイルス感染症が発生してから、治療のため、ハノイで家を借りて暮らしています。そのため、透析患者であるシンさんの生活はより多くの困難に直面しています。それで、「百万食」という支援プログラムから食事の提供を受けて、感激しています。
(テープ)
「支援者や青年たちが透析患者である私たちを大きく支援してきました。新型コロナ禍が拡大していた最中でも、支援者からの多くの支援と温かい気持ちを受けました。これらの支援がなければ、どのように暮らしたらいいか分からなかったでしょう」
当初、「百万食」支援プログラムが5つの省や市で展開されてきましたが、現在、全国にある15の省や市に広がっており、多くの人々の参加を集めてきました。特に、これらの省や市で、青年たちは多くの個人や団体からの支援を受け、貧困者や身寄りのない人々、ホームレスの人々、失業者、貧困状態に陥っている学生、青年、身体障碍者に食事だけでなく、温かい気持ちを与えていました。多くの個人や団体は新型コロナの予防にあたっている病院や封鎖されている地区に志願して食品を無料で運んでくれました。ハノイのピックアップトラック・クラブのメンバーの一人ブイ・アイン・フオンさんは次のように語りました。
(テープ)
「新型コロナウイルス感染症が発生してから、メンバー100人が新型コロナの予防にあたっている病院や封鎖された地区、社会的距離措置が取られていた地区に志願して、食品や支援物資を無料で運びました。」
「百万食」支援プログラムは社会全体の応援や参加を集めています。各地の共産青年同盟やベトナム青年連合会は支援者に対し、今後も、引き続き、困難に直面している人々に食事を支援するよう呼びかけています。ベトナム青年連合会のグエン・キム・クイ副会長は「『百万食』支援プログラムが現在だけでなく、今後も、引き続き展開し続ける」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「各地方の青年は『百万食』支援プログラムに積極的に参加してきました。例えば、ハノイのピックアップトラック・クラブのメンバーは個人や団体に対し、この支援プログラムに応援するよう呼びかけたり、支援物資を無料で運ぶなど、積極的にこのプログラムに参加してきました。一方、中部高原地帯テイグンエン地方に住む青年ボランティアは数か月間、連続して、隔離施設に食事を無料で配りました。今後も、このプログラムが引き続き展開されることを望んでいます」
去る2月、ホーチミン共産青年同盟中央委員会は『百万食』支援プログラムを2020年における青年の効果的な行動計画の一つとして表彰しました。これらの行動計画は社会共同体に適切な利益をもたらし、多くの分野において青年のパイオニアとしての役割を示しています。
以上、「百万食」という支援プログラムについてお伝えしました。では、今日のハノイ便りはこのへんで失礼します。