グエン・チョン・ギア党中央宣伝教育委員長(左)がカインさんに賞を授与した。

南部ティエンザン省チヤウタイン県ソントアン村に住むドアン・バン・カンさんは、今年で70歳、入党50周年ですが、ザボン、ココナッツ製品メーカーの社長として活躍しています。現在、彼の会社は、頭皮のケアや髪の毛の成長に使えるザボンのピールオイル、消化と高脂血症のサポートに役立つザボンジュースなどを含むおよそ50種類の高品質製品を生産し、国内各地に出荷するのみならず、外国にも輸出しています。カインさんは次のように語っています。

(テープ)

「かつての民族独立のための抵抗戦争に際して、私は死ぬまで戦うとの決意を固めていました。今日の平和の時代においては、その精神で、体力のある限り働きたいと思っています。ザボンや、ココナッツなどを原料にして、環境にも健康にも優しい製品を製造しました。今後も、引き続き製品の品質と生産量を高める方針です」

一方、ティエンザン省チョガオ県ミティンアン村ミクオン集落に住むレ・バン・トウイさん(65歳)は、果樹の栽培に成功した高齢党員の一人となっています。トウイさんは、1.8ヘクタールに及ぶ白い果肉のドラゴンフルーツ畑を所有しています。彼は、VietGAP=ベトナム安全農産物生産基準に従って、ドラゴンフルーツの栽培作業に先進的科学技術を導入することにより、高い品質と収穫量を誇っています。トウイさん一家は毎年およそ60トンのドラゴンフルーツを収穫し、およそ15億ドン、930万円程度の収入を得ています。彼は、化学農薬を全く使用せずに、魚から有機肥料を作り、定期的にドラゴンフルーツの木に施肥します。

トウイさんは次のように明らかにしました。

(テープ) 

「党員である私は、社会のために役立ちたいと思っています。ドラゴンフルーツの木には、水やりから農薬散布までの準工業的な生産プロセスを適用しています。有機肥料を施肥したドラゴンフルーツの木はより健康で長生きするため、私も有機肥料を自分で作ります」

トウイさんの活躍について、ミティンアン村党委員会のグエン・バン・ナム委員長は次のように評価しています。

（テープ）

「トウイさんは優秀農民です。彼は、農業生産、社会活動などにおいて常に努力しており、村民から高い評価を得ています。現地住民にとってトウイさんのドラゴンフルーツの栽培の試みはとても参考になっています」

身体の不自由な人への車椅子贈呈式典で、コアさん(白シャツ)

他方、南部ベンチエ省でも、多くの高齢党員は社会活動に積極的に参加しています。貧しい患者支援協会会長のチャン・コン・グーさんはその一例です。毎年、貧しい患者支援協会は、国内外の支援者に対して、数千人の貧しい患者、身体の不自由な人のための手術費用、貧しい生徒向けの奨学金などを働きかけています。

グーさんは次のように明らかにしました。

（テープ）

「地元には、生活に困窮している人が今なお多くいます。そこで、私は現地の党委員会、行政当局と連携して、社会保障活動を実現しています。恵まれない人々を少しでも支援できるように、力を尽くしたいと思います」

南部メコンデルタ地域に住む高齢党員は、毎日のように経営生産活動に励み、社会活動に積極的に参加しています。彼らは、豊かな故郷（ふるさと）の構築に向けて、若い世代の生きる手本となっています。