農園経営で富を築いた農民グエン・バン・バイさん

(VOVWORLD) -南部ベンチエ省ジョンチョム県ルオンホア村に住むグエン・バン・バイさん(62歳)は、農業生産への先進的科学技術の導入に成功したことで、富を築いた優秀農民として知られています。
農園経営で富を築いた農民グエン・バン・バイさん - ảnh 1バイさん

南部ベンチエ省ジョンチョム県ルオンホア村に住むグエン・バン・バイさん(62歳)は、農業生産への先進的科学技術の導入に成功したことで、富を築いた優秀農民として知られています。現在、バイさん一家は5ヘクタールの果樹園を所有しています。ここでは、1000本以上の椰子の木、2500本あまりのオレンジとミカンの木、500本のザボンの木、および多くのビンロウジュなどが有機農法、循環生産型で栽培されています。貯水池、自動散水システムも設置されています。貯水池で、魚、エビなどを養殖しています。このような経済モデルを効率化させるとともに、食品の安全性を確保するために、彼は、化学農薬を使用せずに、先進的科学技術を応用してきました。

農園経営で富を築いた農民グエン・バン・バイさん - ảnh 2

バイさんは、次のように明らかにしました。

(テープ)

「毎年、私は、腐敗性のある廃棄物、椰子の木の副産物を緑肥として利用します。養魚によって生じる汚泥も利用します。2年に一度、これを汲み上げて土壌改良を行っているため、土壌は常に十分な栄養分を保持しています。化学農薬の使用量の低減、生態系の保護のために、ツムギアリを飼育しています。これにより、土壌は重金属に汚染されず、果樹は1年を通して実をつけてくれます」

毎年、バイさんは、およそ10トンのザボン、1トンのレモン、5トンのオレンジとミカン、および数万個の椰子の実を収穫します。果物と魚の販売により、安定した収入を得ています。

農業生産に詳しいバイさんはジョンチョム県のザボン栽培経営協同組合の組合長にも選ばれています。この協同組合はザボンの栽培と売買のほかにも、多くの商品の経営を行っています。バイさんは、20年間連続して「中央レベルの優秀な農民」という称号を授与され、ベンチエ省の「農民の億万長者」クラブの一員となっています。

ルオンホア村人民委員会のブイ・タイン・ヒエウ委員長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「バイさんは、農業技術移転や、有機農法などに関する訓練コースに参加して、実際に効果的に導入しました。地元では、バイさん一家ほどの広大な果樹園を所有する家庭はそれほど多くありません。彼は、農民の億万長者であると言っても過言ではありません」

バイさんの考えでは、農民であるならば、積極的に生産活動に励むべきであるが、目先の利益を優先するのではなく、コミュニティの健康を第一に考え、安全な農産物を生産することこそが、持続可能性に繋がるとのことです。

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