(VOVWORLD) -このトレーキングシーズンは6月から12月までで、トレーキングには2日を要します。
ホーチミン市から北へおよそ300キロ離れたところにある南中部高原地帯テイグェン地方のラムドン省と南中部沿岸地方であるニントゥアン省、ビントゥアン省の3省をまたぐターナン・ファンズンというトレーキングコースは、広大な芝生の丘や緑の木々、遠くに漂う雲など、絵画のように美しい景色があり、国内外のトレッキング愛好家にとって魅力的なエリアです。このトレーキングシーズンは6月から12月までで、トレーキングには2日を要します。
(写真: baodulich.net.vn) |
初日は高さが異なる丘が、連なる所を行きます。ラムドン省に住むホアン・バン・クアンさんはこのトレーキング・コースを初めて発見した人々の一人であり、次のように語りました。
(テープ)
「ここには雨季と乾季があります。雨季には草が美しいです。丘を登るコースと滝を超えるコースという2つの選択肢があります。これらのトレーキングを体験したい場合、旅行会社で予約できます。その際、旅行会社は食事や宿泊の手配をします。その他、このコースのトレーキングには森林管理者の支援も重要な意義を持っています」
ターナン・ファンズンのトレーキングには多くの坂を登らなければなりません。当初、これらの坂を見た時あまり高くないと感じますが、いざ登る時、強い意志がなければ超えられないというほど大変でした。しかし、登ってから、芝生の丘、広々とした林、高原の新鮮な空気などを存分に味わうことができるようになります。あるトレッカーの感想をお聞きください。
(テープ)
「ターナン・ファンズンのトレーキングに参加するのは今回が初めてです。登った丘の数はいくつか覚えていません。しかし、行けば行くほど景色が美しくなっています。空気が涼しくて、新鮮です。」
ターナン・ファンズンのトレーキングに最も高い所は標高1701メートルです。これはトレッカーの人気のチェックインスポットとなっています。そこで、トレッカーがちょっと休憩して、食事をしてから、ビントアン省に向かいます。
また、少し休憩してから、再び、曲がりくねった坂道を引き続き歩きます。黄昏になる頃、丘の頂で、トレッカーがテントを建て、地元の人々と料理を作って、食べます。旅行ガイドであるグェン・アイン・ズイさんは次のように語りました。
(テープ)
「テントを建てる所はビントアン省トゥイフオン県ファンズン村です。トレッカーはここのテントで一泊します。その夜は、トレッカーがコンロの周りに、ジャガイモや鶏を焼いたり、話をしたりします。また、ここで美しい風景を眺めることができます」
(写真: baolamdong.com.vn) |
2日目、トレッカーは坂を登るのではなく、下ります。行く途中、滝や谷川を超えることもあり、鳥のさえずりを耳にしながら歩きます。午後4時頃になると目的地に着きます。ここから、トレッカーはビントアン省のムイネービーチに行くこともできれば、ホーチミン市に戻ることもできます。
2日間にわたり、ターナン・ファンズンのトレーキングを体験してから、トレッカーは中部の手つかずの美しい自然風景を存分に眺めることができる他、自分の力の限界を理解できるようになります。