ハイフォン市のロンチャウ灯台

(VOVWORLD) -北部港湾都市ハイフォンの中心地から沖合に約50キロ離れたところにあるロンチャウ島にあるロンチャウ灯台は1894年に建てられ、ベトナムの最も古くて大規模な灯台の一つとして有名です。
ハイフォン市のロンチャウ灯台 - ảnh 1(写真:Nguyen Tuan Anh)

(現場の音)

ハイフォン市のカットバーの中心地にある遊覧船の船着場を出発し、エンジン付きの高速船に乗って1時間行くとロンチャウ群島に到着します。

(現場の音)

ロンチャウ群島にある最も大きな島の面積は1平方キロメートルしかありません。島の表面はごつごつした岩ばかりです。船着場からロンチャウ灯台まで岩に沿って走る小さい坂を20分歩くと到着します。ロンチャウ灯台は独自の「半円アーチ」の建築様式で建てられています。ロンチャウ灯台の担当者グエン・マイン・フンさんは次のように語りました。

(テープ) 

「この灯台はフランス人により建てられ、1894年に利用が開始されました。その主な任務はバクボ湾(いわゆるトンキン湾)を通過する船舶を案内するというものです。建設されてから129年が経ちましたが、灯台は昔のままの姿が保たれています」

ハイフォン市のロンチャウ灯台 - ảnh 2(写真:Nguyen Tuan Anh)

また、フンさんによりますと、ロンチャウ灯台の高さは30メートルで、光達距離は50キロメートルです。この129年、ロンチャウ灯台はそのあかりが1日たりとも点されなかった日はありません。フンさんの話です。

(テープ)

「航行援助システムである灯台がその活動を停止することはありません。そのため、いつも予備のあかりが用意されています。万一の場合に主となるあかりが消えるとすぐに予備のあかりが点されます」

ロンチャウ灯台の頂上からロンチャウ群島の美しい風景が一望できます。特に、夜になるとロンチャウ灯台からの光がバクボー湾に出入りする数多くの船舶の海路を照らしています。

ロンチャウ灯台は自然の厳しさ、長い年月と長期間の戦争を経ても、やすむことなく毎日、暗い海を照らし続けています。


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