ダージア岩

ベトナムの有名な映画「草原に黄色い花を見つける」のロケ地としてよく知られている中部沿岸地帯フーイェン省が国内外の観光客にとって魅力的な目的地です。フーイェン省はディン岬、ダージア岩など美しいビーチに恵まれている他、豊富な飲食文化をもっています。

フーイェン省の省都トゥイホア町は落ち着いた美しさがあり、潜在力がある観光地として知られています。

トゥイホア町に足を運ぶ観光客はニャン塔、チャイ山などを見学できます。ニャン塔は１２世紀に建てられたチャム塔で、トゥイホア町ニャン山の頂上にあります。この塔は謎の樹脂で組み合わせられた赤レンガでできています。塔は正方形で上部が劣っており、神秘的なヒンドゥー建築の特徴をもっています。

一方、チャイ山はニャン塔の近くにあり、登山家が好む場所です。ハノイからの観光客ブイ・タイン・ズンさんは次のように語りました。

（テープ）

「ハノイを後にして、フーイェン省へ行くのは本当に心地よいです。この町が本当に穏やかですからね。フーイェン省のビーチは見事で、海水の透明度が高いです。フーイェン省の観光はまだ発展していませんが、地元の人々の素朴な性格が好きです」

マンラン教会

一方、トゥイホア町に足を運ぶならば、マンランという古い教会を見逃すことはできません。１２０年前に建設されたこの教会はベトナムで最も古い教会の一つです。この教会ではラテン文字表記ベトナム語チュークオックグー(chu quoc ngu) で書かれた初めての書籍が保存されています。

フーイェン省を訪れると、ラオ・マイ・ニャーという小島を訪れることができます。トゥイホア町から北へ２７キロ離れた所にあり、手つかずの美しさを持っています。この小島に行くベストシーズンは３月から８月までです。現在、この小島には電気網がなく、ホテルも整備されていません。中部タインホア省の観光客ドゥク・ズオンさんは次のように語りました。

（テープ）   

「この小島がロビンソンクルーソー 島に例えられているから、ここに行きました。ラオマイニャー小島は手つかずの美しさがあり、あまりひと気もありません」

トゥイホア町から国道１A号線に沿って３０キロ北上してから、チータイン町に着き、東側を曲がって、１２キロ行くとダージア岩が見えます。ダージア岩は、全長約200mの海岸に平たい円柱形の奇岩が連なり、遠くから眺めると巨大な蜂の巣のように見えます。

ダイライン岬

フーイェン省の他の見どころはダイライン岬です。ダイライン岬はトィホア( Tuy Hoa) 町から南へおよそ４０キロ離れた所にあり、ベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海にあるベトナム本土として最も遠い所にあります。

1890年、フランス人はここに灯台をつくりました。毎晩、沖合いで漁をしている漁民はここを見るといつもライトの光が見えますから、「電気の岬」( Mui Dien) とも呼ばれています。ここに建てられた灯台は100年以上の歴史を持ち、ベトナムにある灯台８つの内の一つです。Sベトナムトラベル旅行会社のグェン・フオン・タオさんは次のように語りました。

（テープ）      

「外国人観光客はフーイェン省のダージア岩やダイライン岬に深い印象を持っています。多くの外国人観光客は中部にある観光地を訪れるならば、必ずダージア岩に行かなければならないと言っています。穏やかな雰囲気に包まれ、地元の素朴な性格をもつ人々がいるフーイェン省は魅力的な観光地となっています」

フーイェン省は美しい自然風景がある他、多くの美味しい料理もあります。チャンスがありましたら、ぜひ、フーイェン省に行ってみてください。