古い工場で建設されたエンタテインメント・コンプレックス
(VOVWORLD) -ハノイ市ドンダ地区テイソン通りのさらに路地裏で見捨てられていた古い印刷工場がエンタテインメント・コンプレックスとして建設されました。
これはマルティファンションの創造空間で、若者を始め、共同体向けのエンタテインメント、ショッピングコーナーが設置されています。
現場の音
エンタテインメント・コンプレックス01では子供たちが民間の遊びを体験し、さらに読書の愛好家が存分にここにある図書館で好きな本を読むことができます。また、芸術家は展示会やトークショーを、学生たちは陶器や木工製品を作るワークショップを開くこともできます。
エンタテインメント・コンプレックス01の建築様式は古典的な雰囲気と近代的な様式が調和されています。ここには広い空間があり、自然の光を十分に活用しています。エンタテインメント・コンプレックス01管理委員会の一人グエン・ヌー・クインさんは次のように語りました。
(テープ)
「私たちはこの場所の歴史的価値を尊重しています。このエンタテインメント・コンプレックスがかつての印刷工場の敷地内に建設されていましたが、見事な建築様式です。私たちはこれを活用して、すべての人々が体験できる文化・娯楽空間を提供したいのです。このエンタテインメント・コンプレックスには3階建てであり、ショッピングセンター、美容室、レストラン、カフェ、ブティック店などがあります。ここには若者だけでなく、子供たちもここに様々な体験をできます」
エンタテインメント・コンプレックスの目玉となるのは娯楽活動やイベントが再開される共同体の空間です。総面積およそ100平方メートルのこのスペースではブランコ、シーソーゲームなど様々な遊具が配置されています。ギター奏者の一人は次のように語りました。
(テープ)
「ここでギターを弾くなどに最適ですね。より近代的な空間で演奏する時、2階に行くことができます」
その他、エンタテインメント・コンプレックスで、子供たちを始め、若者たちが建築、科学、美術などの分野におけるクリエイティブ活動に参加することができます。2人の子供がここでやっている講座に参加しているグエン・トゥ・ジェンさんは次のように語りました。
(テープ)
「子供たちはこの講座が大好きです。実際、自宅にはこんな環境がないですからね。ここに来ると子供たちは多くの遊び用具があるので、目新しい体験ができます。本当にありがたい活動ですよ」
市内にある古い工場を活用して、新しいクリエイティブ空間にするのは世界各国でも新しい方法です。ハノイで、このような空間は新風を吹き込んでいます。