北部山岳地帯ラオカイ省の避暑地サパの中心地から約20キロ離れた所にあるタバンザイ集落は見事な風景があり、観光客の心を奪っています。現在、この集落の人々はホームステイ観光を営んでおり、生活が豊かになっています。

ターバンザイ集落の住民のほとんどはザイ族出身の人々であることから、ターバンザイ集落と言います。この前、地元の住民は畑仕事で生計を立てましたが、近年、サパの観光が発展してきたことにより、この集落の人々は観光経営を始めました。

ターバンザイ集落に到着すると観光客は「ホームステイ」と書かれた文字看板を見かけます。この集落の家屋はいずれも木造りのもので、たけやぶや谷川のそばにあります。観光客は落ち着いで、涼しい雰囲気の中で、一時を過ごせることができます。ターバンザイ集落の共産青年同盟のハン・ア・パオ書記は次のように語りました。

（テープ）

「ターバンザイ集落に足を運ぶ観光客にとって、ホームステイは最も相応しいものと言えます。村の青年同盟は村人に対し、生活水準の改善のため、ホームステイ経営がどのように必要かということを宣伝してくれました」

山岳地帯にある小さい集落ですが、ターバンザイ集落にはホームスティやカフェの店、スーパーマーケット、市場があり、日常生活に必要なものすべてが売られています。ここで売られている野菜や豚肉はすべて地元の人々が作ったものです。ターバンザイ集落の売り手の一人であるチャオ・コー・メイさんは次のように語りました。

（テープ）

「売りに行ってから5年になりました。野菜やバナナなど売り物の殆どは自分が作ったものです。お客さんは地元の人々と観光客です。観光客が多く訪れるから市場があるのです。毎日、畑仕事をしていますが、市場があるから、野菜を植え、市場で売っています。収入は一日数万ドンです。その収入は主に油や調味料を買うこと、及び、子供の学費を支払うためです。」

緑溢れた棚田で囲まれたターバンザイ集落は国内外の多くの観光客を引き寄せています。ターバンザイ集落のお年寄りの一人ザン・コー・シュさんは次のように語りました。

（テープ）

「この前、畑仕事をしたり、牛や豚などを飼育したりしていましたが、今は、歳をとったので、できませんよ。今、この集落には多くの店が出て、外国人観光客も多く訪れていますが、外国語ができないから、残念に思います」

ターバンザイ集落に足を運ぶ観光客は谷川で水浴したり、カフェで黄昏を眺めたりして、リラックスした一時を過ごすことができます。チャンスがありましたら、一度ターバンザイ集落に行ってみてください。