(VOVWORLD) -東北部クアンニン省ハロン市の中心地からおよそ60キロ離れた所にあるキートゥン村はドンソン自然保護区を擁し、生物多様性が高い他、観光発展の潜在力が豊富に恵まれています。
現在、ドンソン自然保護区の総面積は15600ヘクタールあり、ベトナム東北部の最大の広さです。この自然保護区はベトナムのレッドブックに記載されている51種類の動植物を含め豊富な動植物に恵まれています。
ドンソン自然保護区(写真:nongnghiep.vn)
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ドンソン自然保護区の森林を歩いてみると、ここにある動植物を探検するのは本当に面白い体験です。また、この保護区には標高1000メートルのテンソン頂があり、そこからハロン市を一望できます。ドンソン保護区にある森林は昔から、地元に住んでいる少数民族ザオ族の貴重な倉庫とされています。
現在、キートゥン村の住民は地元でのコミュニティ・ベイズド・ツーリズムの発展のため、ザオ族の伝統的衣装や風俗習慣、労働器具などを展示するための共同体ハウスを建設しています。
今後、地元の住民は観光会社と協力して、ハロン湾に旅行に行く観光客がハロン湾を見学してから、キートゥン村の森林を探検したり、ザオ族の伝統的文化を体験したりするため、観光ツアーを開発します。キートゥン村ケーフォン集落のバンバンビー村長はザオ族の人々は地元での潜在力を生かして、観光発展に力を入れていると明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「地元に住む少数民族ザオ族はザオ族の伝統的文化を多くの人々に紹介されることに支持しています。彼らは今後もザオ族の人々が維持され、次の世代に伝えられることを望んでいます」
(写真:nongnghiep.vn) |
現在、美しい自然風景と地元の独特な伝統的文化を持っているキートゥン村を訪れる観光客が日増しに増えています。また、世界遺産ハロン湾とキートゥン村を結ぶ道路も整備されています。また、キートゥン村とハロン湾を結ぶ観光開発プロジェクトも展開されています。キートゥン村人民委員会のリンズーホン委員長は次のように語りました。
(テープ)
「2020年に、キートゥン村がハロン市に合併されましたが、今後、この村を都市にある村としての基準を基礎に発展させます。今後、私たちは森林開発だけでなく、エコツアーやコミュニティ・ベイズド・ツーリズムを開発します。
近い将来、ハロン湾を訪れる観光客はハロン湾だけでなく、山間部にある独特なキートゥン村も体験できることでしょう。