(VOVWORLD) -ベトナム中部高原地帯テイグェン地方にあるダクラク省のブオン・マー・トート市は赤色土壌に恵まれ、緑の木々に囲まれています。
現在、近代的都市に発展していますが、地元には各少数民族の人々が多く、伝統的文化が保存されています。総人口50万人を擁するブオン・マー・トート市は他の地方とは異なる生活を体験できます。
ブオン・マー・トート市に足を運ぶ観光客は並木がある通りに行くと、新鮮な空気を満喫することもできます。ブオン・マー・トート市は肥沃な土壌に恵まれている他、一年中、平穏な気候のため、木々の成長は早いです。同市が第1級都市として認定されてから10年経つ現在、ブオン・マー・トート市は絶え間なく発展していますが、自然に恵まれた風景が保たれています。
ブオン・マー・トート市の中心地にあるAko Dhong集落は同市の有名な観光スポットです。この集落ではテイグエン地方に住む各少数民族の伝統的建築様式がある合掌づくりの家屋だけでなく、少数民族エデ族の伝統的文化が保存されています。
集落の青年同盟のH Tít Alio書記は近年、この集落にある多くの世帯は伝統的文化を利用して、観光を発展させていると明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「おかげさまで、伝統的文化が保存されている集落に住んでいます。この集落にあるそれぞれの家族は高床式の家屋、地酒、伝統的衣服などエデ族の伝統的文化を保存しています。伝統的文化を好まなければ、保存できないでしょう」
集落だけでなく、ブオン・マー・トート市の多くの集落も伝統的文化の保存と経済発展を両立させています。多くの世帯が手織物を作ったり、地酒や竹細工を生産したりして、経済発展を図っています。
ブオン・マー・トート市にあるTong Bong手織物生産協同組合のH Yam Bkrong組合長はエデ族の伝統的手織物を生産する他、合掌づくりの家屋を建設し、ホームステイサービスを提供していると明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「Tong Bong手織物生産協同組合が生産している衣服は若者の趣向を配慮して改良されているので、お年寄りだけでなく、若者たちも私たちが生産している衣服が好きです。製品の種類が多様化されるので、売れ行きは前と比べてよくなっています。」
ベトナム南部が解放されてから46年たった現在、ブオン・マー・トート市は大きく移り変わっています。恵まれた自然条件と豊かで独特な伝統的文化が保存されているこの都市は今後もますます発展し、テイグエン地方の中心的都市としての名に恥じない貢献を果たすことでしょう。