75年4月30日の勝利に関する歴史の証人と専門家の意見
(VOVWORLD) - 1975年4月30日午前11時30分、ベトナム人民軍はサイゴン傀儡政権の最後の拠点とされる独立官邸を占領しました。これは長期的かつ困難な民族解放闘争が成功裏に終わったことを記すものです。
独立官邸に侵入したベトナム人民軍の戦車
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この勝利は、ベトナム民族の団結精神や、愛国心、独立・自由・平和・祖国統一に関する渇望によるものと評されています。ホーチミン作戦に参戦したグエン・クオク・トゥオク将軍は次のように話しています。
(テープ)
「これは人民戦争理論による闘争です。重要な時点に、市民は立ち上がり、人民軍とともに戦いました。独立・自由・平和・祖国統一に関する渇望がなければ、その勝利はあり得ないといえます。」
また、この勝利は、ベトナム共産党とホーチミン主席が指導するベトナムの革命事業の偉大な成果とも評されています。ホーチミン国家政治学院のグエン・ザイン・ティエン博士は次のように分析しています。
(テープ)
「ベトナム民族のこの偉大な勝利はベトナム共産党の優れた政治・軍事路線によるものです。党は全民族の力を集め、武装闘争と政治闘争をうまく結合させました。当時の方針は、『全国民による抗戦、全面的な抗戦』ということです。」 4月30日の勝利はベトナム全国民の誇りとなっています。ここで、幾人かの市民の意見をお聞きいただきましょう。
(テープ)
女:「その勝利により、ベトナムは平和を取り戻すことができました。全国民にとって、ありがたいですね」
男:「ホーチミン市民の一人として、誇りに思っています。特に、今日のわが市の発展を喜んでいます。」
男:「私自身は先輩の愛国伝統を誇りに思っています。先輩は国の独立・自由を勝ち取るために身を捧げましたね。」