(VOVWORLD) -近年、中部クアンガイ省リーソン島に住む多くの若者たちは、農業生産への化学肥料の乱用で、環境汚染をもたらしたことを認識して、環境保全と農産物の価値の向上を目指して、クリーン農業に励んでいます。
ダン・バン・チョンさんは、3年前に、ニンニクの有機栽培でクリーン農業生産を始めました。チョンさんによりますと、ニンニクの有機栽培方法は、化学肥料を絶対に使わず、葉っぱや、牛の糞、海藻などだけを利用することです。また、植物の葉を防虫剤に作ります。また、ニンニクの栽培方法の違いは、低い雑草は保温機能があり、ニンニクの成長を助ける役目をしてくれるので、ニンニクの木より高い雑草だけを除去するということです。こうした栽培方法では、普通の方法と比べ、収穫量が高くはないものの、ニンニクの質がよく、3~4倍の高額で売れます。
チョンさんの話です。
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「ニンニクの有機栽培には、化学に関わる防虫剤や、化学肥料、除草剤などを絶対に使いません。従来の栽培方法と比べ、収穫量は8割以下しかないですけれども、販売価格はその3倍の増ですよ。」
現在、リーソン島には、およそ3ヘクタールに及ぶニンニクの有機栽培面積があります。もう一人のニンニクの有機栽培業者の話です。
(テープ)
「私たちは、リーソン島ニンニクの商標作りを望んでいます。消費者の健康保護の為に、クリーンニンニクを提供したいのです。そこで、今後も、クリーンニンニクのさらなる発展の為に、投資を行う方針です。」
リーソン島の行政当局は、現地住民と各企業にクリーン農業生産を奨励しています。リーソン県人民評議会の副議長は次のように明らかにしました。
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「クリーン農業を観光発展と結び付けて行う方針です。リーソン島を訪れる観光客が増加したら、彼らは、地元のクリーン農業生産モデルを見学して、そして、その農業製品を買って帰ります。私たちは、国内外の投資家に現地でクリーン農業生産を奨励しています。」
リーソン島におけるクリーン農業モデルが、様々な成功を収め、地元の経済発展事業に貢献してゆくよう期待します。