スタートアップのインベンション・イノベーションへの補助
(VOVWORLD) -スタートアップは、それぞれの国の発展事業において重要な役割を果たしています。ベトナムでは、この数年間、スタートアップ企業が急速に発展して、国内におけるスタートアップ・エコシステムの発展を推進すると同時に、世界のスタートアップ企業や投資家、著名な専門家の参加を働きかけています。
2020年11月末にハノイで開催された国家スタートアップ・インベンション・イノベーションフェスト「テックフェスト2020(Techfest 2020)」で、参加者らは、「ベトナムは、スタートアップ・インベンション・イノベーションを補助するため、国内外の団体との連携を促している。党、政府の指導の下、また政治システム全体の努力のお陰で、ベトナムのスタートアップ・エコシステムは、基本的に形成されるようになった」と明らかにしました。
科学技術省のチャン・バン・トウン次官は、「現在、ベトナムのスタートアップ・エコシステムは新たな段階に入っていることから、あらゆるリソースを効果的に活用し、スタートアップ企業のインベンション・イノベーションを補助するために、協調・連結を強化する必要がある」と明らかにしました。
(テープ)
「ベトナムは人口の黄金期の最中にあり、人材力が豊富で、成長の余地が多くあります。科学技術の進歩を適用すれば、急速な成長を遂げるでしょう。そこで、創造的活動を奨励し、国内外の能力がある人材を誘致し、民族大団結の強力を活用しなければなりません。」
第四次産業革命が急速に発展している中で、ベトナムは、スタートアップ企業が大手経済グループやスタートアップのサポート組織などと協力するように、スタートアップ・エコシステム開発を推進する必要があります。
半導体メーカーのクアルコム社のベトナム・ラオス・カンボジア代表事務所のティエウ・フォン・ナム社長は、「クアルコム社は、ベトナムのテックスタートアップコミュニティにおいてイノベーションを推進すると同時に、モバイルテクノロジー、エネルギー、人工知能、スマートシティなどの先端技術分野で活躍するスタートアップを模索、育成する目的で、クアルコム・ベトナム・イノベーションチャレンジプログラムを起動した。最終の目標は、スタートアップ企業の製品を世界に届けるのを助けることである」と明らかにしました。
現在、ベトナムでは、1400の組織がスタートアップをサポートしています。スタートアップ企業をサポートするあらゆるリソースを効果的に活用するために、国家・学校・企業の3者連携を形成する必要があると言われています。
ベトナム商工会議所のホアン・クアン・フォン副会頭は次のように語っています。
(テープ)
「一般的に言えばベトナムのスタートアップは、急速に発展しつつあります。しかし、多くのスタートアップは、サポートを受けなかったため、いまだ強く発展していません。そこで、経営活動に成功した大手グループに対し、スタートアップと共に歩み、スタートアップに投資を行うよう要請します。」
ベトナムは、引き続きスタートアップ・エコシステムの開発を推進すると同時に、世界で最も成功したスタートアップ企業や、投資家、専門家の参加を誘致しています。