(VOVWORLD) -2020年11月26日から29日にかけて、ハノイで、科学技術省の主催による国家スタートアップ・インベンション・イノベーションフェスト「テックフェスト2020(Techfest 2020)」が開催されました。
VGP/Quang Hiếu撮影 |
「適用・転換・突破」をテーマにした今年のイベントは、新型コロナウイルスによるスタートアップ・インベンション・イノベーションの困難解決や、その分野への国内外の投資誘致、「ハイテク村」という科学技術研究モデルの維持・発揮を目指しています。
2015年から毎年開催される国内最大のスタートアップ・イベントで、6回目となる今回は、スタートアップ企業250社あまりが出展しました。特に、職業訓練施設や女性のスタートアップが初めて参加しました。
実行委員会のチャン・バン・フン委員長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「大学は、スタートアップの主要な人材の宝庫です。大学やテクニカルスクールの卒業生は、大きな潜在力となっています。そこで、大学は、学生に専門的な問題を教える一方、大学においても学生のアイデアを活用できるための環境と条件を整える必要があります。そこで、科学技術省は常に、科学技術企業が技術大学と協力して、それぞれの大学をスタートアップセンターとして建設することを推奨しています。」
テックフェスト2020のメイン活動は、「青年が国と共に試練を乗り越える」をテーマにした青年スタートアップフォーラムです。600人の個人や威信のあるスタートアップ企業が参加したこのフォーラムは、スタートアップ向けの財政政策、デジタル化とインベンション・イノベーション、青年スタートアップのチャンスと役割、質の高い人材、青年スタートアップのためのエコシステム・現状と解決策などに集中的に討議しました。
ホーチミン共産青年同盟中央委員会のグエン・アン・トアン第一書記は次のように語っています。
(テープ)
「青年のスタートアップフォーラムは、政府が新型コロナ対策と経済成長の維持という二重の目標を実現している背景の中で、開催されました。そこで、フォーラムで参加者らは、新常態におけるスタートアップ企業に有利な条件を作り出すための方策などを提案しました。」
その一方で、南部ホーチミン市でも、「新常態におけるスタートアップエコシステムの回復力の強化」をテーマにした南東部テックフェストが開催されました。これは、南東部最大のイベントとなりました。
現在、ベトナムのスタートアップエコシステムは、世界で59位であり、アジア太平洋地域でトップ25に入っています。スタートアップ・インベンション・イノベーションフェストが幅広く開催され、多くの青年や企業スタートアップの参加を集めたことは、ベトナムの経済発展事業に奉仕する豊かな知恵と力を示してきました。