ハイフォン市における女性のスタートアップ運動の推進
(VOVWORLD) -北部港湾都市ハイフォン市にある「女性の起業、製品・消費支援」と名付けられたクラブは、数千人の女性が起業をするに際して、資金や、技術、知見などを支援してきました。
薬草化粧品を紹介しているチャムさん(左)
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キエントゥイ県トアンティエン村に住むグエン・フォン・チャムさんは、2021年末に、薬草化粧品のメーカーを設立しました。当時、彼女は、ハイフォン市女性連合会からの7000 万ドン、約42万円の低金利融資を受けて、機械や原材料を購入し、最初の製品を作りました。そのほか、ハイフォン市女性連合会と関連機関の連携で行われた電子商取引にかかわる訓練コースにも参加しました。
チャムさんは次のように述べています。
(テープ)
「当初はインターネット上で商品の販売を行うネットショップについて、ほとんど知りませんでした。ですから、私は、ネットショップ向けの商品の撮影方法、検索キーワードの選定方法などを勉強しました。現在、当社の製品は、Sendo、Lazada、Tiktokなどの人気のオンラインショッピングサイト上で販売されるようになっています。オンラインショッピングによる収益はおよそ8割を占めています」
女性起業家クラブのバオ・フオン副主任 |
女性起業家の商品のPR、貿易振興をサポートする事務所が2023年10月に設立されました。ここでは、OCOP=一村一品製品、美術手工芸品を紹介・PR、販売するおよそ30のブースが設けられています。女性起業家クラブのバオ・フオン副主任は次のように明らかにしました。
(テープ)
「毎日、多くの消費者が商品を買いに訪れます。ですので、商品の売れ行きは好調ですよ。たとえば、1000個の卵は2日間限定販売されますし、野菜は、毎日売れ切れます。オレンジは1日30~50 kg程売れます。これらの商品は、安心・安全な基準を満たし、消費者に好まれているからです」
ハイフォン市女性連合会のブ・キム・リエン会長は、「各級女性会がデジタル技術を導入したことにより、女性会の活動の質が向上したのみならず、女性のスタートアップ運動にも役立っている」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「私たちは、会員カードと商品消費活動を結びつける予定です。経済開発にデジタル技術を導入したことにより、ハイフォン市内、ベトナム国内のみならず、世界の顧客もアプローチできました。」
ハイフォン市女性連合会と関連機関などは、女性スタートアップ運動を推進し、地元の社会経済開発に貢献しています。