(VOVWORLD) -北部ランソン省が、貧困者への優遇融資を順調に進めることにより、多くの家庭は貧困な状態から脱出するようになり、地元の社会経済開発が推進されています。
カオロク県ビンチュン村クオイマ集落に住むルオン・バン・チョオンさん一家は、以前、貧困層の家庭でした。5年前の2019年に、彼は、社会政策銀行から低金利で資金を借りて、家畜の畜産と1ヘクタールの八角の栽培を行うことにしました。2年後、八角の栽培と畜産により収入を得て、およそ1億ドン、約61万円の平均年収を得ました。2021年末まで、チョオンさん一家は、貧困な状態から脱出した家庭となりました。
チョオンさんは次のように明らかにしました。
(テープ)
「社会政策銀行の経済発展向けの低金利資金がなければ、我が家の生活は改善できなかったでしょう。年間を通して、畑仕事だけをしても、食事をするお金さえありませんでした。今後も、私たちは、豚、鶏の飼育、八角の栽培に力を注ぎます」
チョオンさん一家と同じく、バンチュウ集落に住むホアン・ティ・ファンさん一家も、元々貧困世帯でした。ファンさん一家は4年前に社会政策銀行からの優遇融資を効果的に活用し、貧困な状態から脱出しました。
ファンさんは次のように語っています。
(テープ)
「地元の行政当局と国の配慮により、我が家は、銀行から優遇融資を受けました。私たちはそれらの融資を家禽の飼育と、雑貨屋の開業に活用しました。現在は、安定した生活を送ることができ、貧困な状態からも抜け出せました」
過去5年間にわたり、数千戸もの世帯が優遇融資のお陰で、困難な状態を脱出し、安定した生活を送っています。ランソン省社会政策銀行担当者のグエン・ティ・フォン氏は次のように明らかにしました。
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「優遇融資は、貧困世帯の畜産、栽培に役立ってきました。これにより、農村部が以前より発展し、住民の生活水準も日々改善されつつあります。それだけでなく、優遇融資は、貧富格差の縮小、失業率の低減、経済発展にも大いに貢献しています」
一方、ランソン省人民委員会のズオン・スアン・フエン副委員長は、優遇融資をさらに効果的に活用するための措置について、次のように述べています。
(テープ)
「ランソン省行政当局は、少数民族居住地と山間部の住民たちに経営生産用の資金を提供するため、ベトナム社会政策銀行に住民への支援政策を継続するよう提案しています」
社会政策銀行の優遇融資は、ランソン省にある貧困世帯にとって「賜物」と見なされています。