新型コロナウイルスの予防対策を効果的に実現すると共に、人々の健康を確保するため、ベトナム政府は、様々な対策をとっています。その中でも、新型コロナウイルスの感染国、または流行国経由で第三国からベトナムに入国したり、あるいはその疫病患者との濃厚接触などを対象に隔離措置を適用することもあります。隔離施設では、人情味に溢れた行動が相次いでいます。さて、ベトナムの隔離場所は軍施設、学生寮、未使用の新規建物などが活用されています。隔離されたベトナム人と外国人は、毎日、体温測定と無料の食事を提供されています。

ホーチミン市国家大学の宿舎は、4万人を収容が可能です。この数日間、この寄宿舎は、外国から帰国したベトナム人留学生など数千人を受け入れています。隔離された人々は、医療スタッフやボランティアらが熱心に手伝っています。隔離されたある一人の話を聞いてみましょう。

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「当初は新しい所に宿泊して少し心配していました。しかし、医療スタッフなどは熱心な人たちで、私たちのために、様々な仕事をしてくれました。彼らに感謝したい気持ちです。」

一方、イギリスから帰国して、隔離されているお姉さんがいるダットさんは、隔離されている人々に対する係員からの周到な対応を目撃して、次のように明らかにしました。

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「医療スタッフや部隊の人たちは熱心に仕事をしています。特に、彼らは、隔離されている人々を尊重していますよ。『隔離』という言葉を聞くと、差別されることを思い出しますが、実際は、そんなことはありませんよ。彼らは、疲れている風に見えますが、親切な態度を保ってくれます。」

隔離施設で働いているのは軍の部隊、公安、医療スタッフ、ボランティア、青年などです。彼らは、２４時間体制で隔離されている人々の健康ケアに当たっています。中部ダナン市内のバンダホテルは隔離施設として活用されています。毎日、ハイチャウ区の公安がホテルの外側で警備しています。ある公安の話です。

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「隔離施設で警備に当たっている私たちは多くの人々から注目されています。私たちにパンと飲み物を買ってくれた人もいましたよ。とても感動しました。当番中ですから、食事の時間になっても、外出してはいけません。そんな行動は人民と公安部隊との絆を示す有意義なことですね。」

全国の隔離施設に入所している人々たちは、無料で十分な栄養のある食事をとったり、体操をしたりしています。人情味に溢れたこれらの隔離施設は新型コロナウイルスの感染症の効果的な対応に貢献することでしょう。