(VOVWORLD) - 東北部クアンニン省の炭鉱労働者は、かつてのフランス植民地主義者との闘いにおいて、ベトナム労働者階級の前身とみられています。
今日の炭鉱労働者が国の発展に貢献 |
当時、団結精神や、真面目な態度、規律意識などにより、クアンニン省の炭鉱労働者はフランス植民地主義者と闘い、多くの勝利を収めていました。今日の炭鉱労働者は先輩の伝統を発揮させ、国の発展・繁栄に貢献しています。
戦争中に炭鉱労働者は、「生産しながら闘う」などのスローガンを掲げ、北部での社会主義建設事業を進めながら、南部の解放闘争を支援していました。当時は、科学技術が時代遅れであることから、彼らは、創意工夫を凝らして、生産性の向上を優先課題にしていました。
戦争が終わってからも、炭鉱労働者らは生活面で、多くの困難に直面していましたが、自らの力で、すべての困難を乗り越えてきました。国のドイモイ事業が始まってから、炭鉱労働者は新しい発展段階に入りました。現在、近代的な設備が導入され、生産性の向上だけでなく、労働者の安全確保にも寄与しています。
また、労働者の能力も優れたものとなっています。かつて、かれらは肉体労働者とみられていましたが、現在は熟練した技術者となっています。Vinacomin=ベトナム石炭・鉱物グループに属するハラム石炭会社の社員グエン・チョン・タイさんは、「同僚とともに、数千件のイニシアティブを発揮し、会社のコスト削減や、労働災害防止対策などに貢献している」と明らかにし、次のように話しています。
(テープ)
「私たちの優先課題は、労働者の健康を守りながら、生産性を高めることです。私はいつも、同僚を励ましています。」
現在、Vinacomin社は労働者を知識人にする目標を設定しています。したがって、炭鉱労働者を対象に頻繁に教育・訓練活動を行っています。ベトナム石炭・鉱物高等専門学校の教師ファム・ミン・トゥさんの話です。
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「わが校はインフラ整備や、教材教具などの購入に多額の投資をしてきました。これは、学生に便宜を図るものです。特に、最近、近代的な技術についても教えています。」
一方、石炭・鉱物高等専門学校の学生グエン・ミン・バックさんは次のように話しています。
(テープ)
「各炭鉱で使用されている機械・設備の操作が大好きです。学校でよく学びますので、実際の仕事に役立つと信じています。」
今日の炭鉱労働者は、「団結精神や、真面目な態度、規範意識」という先輩の精神を発揮させ、心身練磨をし、積極的に国の発展事業に貢献しています。