(VOVWORLD) - ディエンビエンフー作戦の勝利から65年間経ちましたが、その価値は現在も生きています。毎年5月に、国内各地の住民や観光客、復員軍人、元民兵、学生、青年、ひいては外国人観光客はビェンビエン省に赴き、フランス軍の要塞や陣地があった史跡を見学しています。「古戦場に戻る」と題する記事を紹介します。
ディエンビエンフー戦勝博物館を見学した若い兵士レ・バン・コアさんは先輩の知恵、勇敢さ、強い意志、及び輝かしい戦功に感服しています。コアさんの話です。
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「歴史を理解するため、博物館の見学に来ましたよ。祖国防衛のため、勇敢に戦い、犠牲を払った先輩の頑強不屈の精神を誇りに思っています。」
博物館で展示されているフランス植民地主義者との闘争に関わる資料や品々、記念品を観賞し、次のような感想を述べました。
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「先輩らは勇敢に戦いました。貧弱な武器で現代的な武器を持つフランス軍を打ち破りました。それは愛国心、民族自尊心、軍と国民の団結の力、党とホーチミン主席、及びザップ将軍の正しい指導による勝利でした。」
デイェンビエン省のかつての戦場を訪れた観光客の中にはディエンビエンフー作戦で犠牲になった兵士の親戚もいます。A1の丘の戦いでおじさんが戦死したグエン・ティ・ギエップさんの話をお聞きいただきましょう。
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「おじさんは1947年から、ディエンビエンで戦闘に参加していました。結婚しなかったまま、犠牲になったので悲しいです。ただ、平和のために、犠牲を払ったのは我が家だけではありません。」
ディンビエンフー作戦のかつての戦場を訪れた観光客の中には多くの外国人がいますが、そのほとんどはフランス人です。彼らは、フランス植民地主義者の敗戦要因を探るためにやって来た人が多いようです。フランス人観光客ベルナルドさんの話を聞いてみました。
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「ディエンビエンフー戦勝博物館を見学して博物館の品々を詳しく調べました。博物館の品々は、ベトナムを含むインドシナ半島におけるフランスの歴史の一部を物語るものだと思います。また、ベトナムの優秀な将軍であるヴォ・グエン・ザップ氏の才能も示しています。戦争は過去のことになりました。ベトナムは自由を取り戻して明るい将来を迎えています。これは、簡単な事業ではないが、ベトナムはやっとできたと思います。」
ディエンビエンフー作戦から65年が経ちましたが、現在も、その戦勝はベトナム人だけでなく、外国の人々に強い印象を与え続けています。これは、この戦勝の大きな意義を示すものであると言えるでしょう。