(VOVWORLD) -中部高原地帯テイグエン地方ダクラク省に住む女性たちは、近年、廃物や不要品を新しい商品に作り変えることにより、自分の就労と収入増加だけでなく、環境保全に貢献しています。
ブオンマトート市パンラム集落に住むリー・キム・ビンさんは、7年間にわたり、古着のデニムでバッグを作ってから、現在5人の労働者を雇い、毎年約7500点のバッグ各種を出荷しています。
(テープ)
「子どもがバッグのデザインをしてから、私たちはバッグを縫います。普段は、オンラインショップを運営しています。買い物客が多いです。将来的には、実店舗を開業するつもりです。これは、収入を増やすだけでなく、大勢の人々が環境保全に対する意識を高めることが狙いです」
一方、ブオンマトート市トウ・アン居住地に住むダオ・ティ・バンさんは、檳榔(ビンロウ)と呼ばれるヤシ科の植物の葉の鞘で作られた器でスタートアップに成功しました。現在、毎月、3万点の器各種を生産しています。環境に配慮した商品であるので好まれているようです。
(テープ)
「現在、私たちは、インターネットと電子商取引を利用して、製品を販売しています。ビンロウの葉の鞘で出来たこれらの商品は、安全衛生基準を満たしており、グリーン環境に貢献する目的で、生徒、学生のキャンプ、野外活動などによく使用されています」
他方、エアカル県エアカル町トルン集落に住むホ・アウ・ニエさんと村民の女性たちは建設工事や、市場などで拾った使用済みプラスチックバンドを編んで、くず籠、鳥籠、籠バッグなどを作っています。アウ・ニエさんによりますと、この仕事はかなり簡単なので、誰もがこの仕事ができるとのことです。
(テープ)
「現在、私たちのグループは8名です。商品によって作る時間が違いますが、大体は1個を作り上げるのに3時間~7時間もかかります。すべては手作業で行われます。これまでに、私たちが作った商品は、現地でよく使用されています」
ダクラク省女性連合のト・ティ・ラム会長は、次のように明らかにしました。
(テープ)
「多くの女性会員は、創意工夫を凝らし、現地にある一般的な原材料、ひいては不要物を活用して、有益なものに作っています。これらの製品は、日常生活に役立つと同時に、就労と収入増加、グリーン・クリーン・美しい環境づくりに貢献しています」
グリーンライフスタイル、環境保全に貢献しているダクラク省の女性たちのような事例がさらに拡大するよう期待しています。