(VOVWORLD) -新型コロナウイルス感染症が複雑に推移している中で、ホーチミン市医療部門は、公立病院と共に、検体採取や、コロナワクチン接種、感染者の治療などを行っています。
ホアンミー・トウドゥク国際総合病院 |
ホアンミー医科グループ所属のホアンミー・トウドゥク国際総合病院は、55人の新型コロナ感染者を治療しています。同病院のグエン・トアン院長によりますと、一週間前から、ホアンミー・トウドゥク国際総合病院は、新型コロナ感染者の治療に当たるため、新型コロナ対応の専門病院に変えました。病院は、100病床の規模となっていますが、患者が増加した場合、200床に増やす可能性があります。また、ホアンミー医科グループ傘下の15の病院と6つの診療所からの3000人の医師が新型コロナ感染者の治療に自発的に赴いています。
トアン院長は次のように語りました。
(テープ)
「私たちは、新型コロナ感染者の治療向けの重要な医療設備を購入し、整備しました。特に、液化酸素タンクを一週間で設置しましたよ。」
一方、FV病院は、コロナワクチンの接種と感染者の治療にも参加しています。しかし、同病院のファム・タン・マイ院長によりますと、新型コロナ対策活動に全ての医師と病床を動員しませんが、人工呼吸器の必要がない軽症者や無症状者の治療に63床を、また、重症患者の治療に11床を活用しています。万一の場合、これらの病床を増やすことになります。
他方、クーチ県にあるスエンア総合病院は、8月初めの数日に、200病床規模の仮設病棟の建設を急ぎました。グエン・バン・チャウ院長は次のように語りました。
(テープ)
「現在、全国は新型コロナ対策に全力を尽くしていますので、私たちも、出来る限り、既存のリソースを生かしたいのです。特に、スエンア総合病院は、大型病院であるので、人力や医療設備、さらに財政を容易に活用することが出来ます。ですから、仮設病棟を設置するに際しては、国からの支援をまったく求めませんでしたよ。」
そして、ビンチャン県のナムサイゴン総合病院のダン・バン・タン院長は、「同病院は109床、150人の医師、介護福祉士が新型コロナ感染者の治療に参入する用意がある」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「私立病院が新型コロナ感染者の治療に参入することは、公立病院の負担の軽減に貢献します。このことは、コミュニティのために行動することから、利益や損失は関係ありません。」
民間医療システムが新型コロナ感染者の治療に参加することは、感染者の治療についてホーチミン市の困難解決に貢献することです。