農業分野でのスタートアップ

(VOVWORLD) -この数年間、多くの地方では、青年のスタートアップ運動が盛んになり、地元の経済社会発展に大きく貢献しています。北部山間部バクカン(Bac Kan)省とクアンナム(Quang Nam)省では、多くの青年が、スタートアップを成功させています。
農業分野でのスタートアップ - ảnh 1冬虫夏草の栽培でスタートアップを成功させたルアンさん

クアンナム省タムキー(Tam Ky)市タムフー(Tam Phu)村に住むグエン・タン・ルアンさんは、2017年にホーチミン市スポーツ体育大学を卒業しましたが、スポーツ分野ではなく、故郷に戻り、冬虫夏草の栽培でスタートアップを行うことにしました。そして、2018年に、彼は、冬虫夏草の栽培協同生産組合を設立しました。現在、この協同生産組合は、年平均30億ドン、約1422万円の収益を得ており、地元の多くの労働者を雇っています。

ルアンさんの話です。

(テープ)

「我が故郷では、冬虫夏草を栽培するケースはこれまでありません。、冬虫夏草は健康増進に効き目があるのでこの仕事をすることにしました。これまでに、私たちが生産してきた冬虫夏草は、ハノイや、ホーチミン市、ダナン市などの大都市などにも出荷されるようになりました。将来、現地の青年や農民たちにも冬虫夏草の栽培技術を教えるつもりです。」

農業分野でのスタートアップ - ảnh 2タケネズミの飼育を成功させたトアンさん

一方、中部クアンナム省ダイロック(Dai Loc)県ダイクオン(Dai Cuong)村に住むフィン・テ・トアンさんは、タケネズミの飼育を成功させた人として知られています。 タケネズミとは、体長20~50センチのネズミの仲間であり、見た目はモルモットを大きくした感じで、竹などの植物を食べる動物です。タケネズミの肉はタンパク質が多いので食用とされています。現在、トアンさんは、地元の青年を20人ほど雇って、およそ1千匹のタケネズミを飼育し、年平均およそ数億ドンの収益を得ています。

彼は次のように語っています。

(テープ)

「私は、タケネズミ飼育協同生産組合を設立し、多くの青年に安定した収入をもたらしています。私は、タケネズミの飼育でスタートアップをしようとする青年と経験を分かち合う用意があります。」

他方、バクカン省バベ(Ba Be)県チヨラ(Cho Ra)町に住む少数民族テイ(Tay)族のグエン・ビエット・テさんと現地の青年たちは、無農薬の野菜の栽培でスタートアップを成功させました。テさんの話です。

(テープ)

「私たちは、今後も引き続き野菜の質的向上を重視してゆく方針です。また、消費者の需要に応えるために、ネットハウスを作り、季節はずれの野菜を栽培するつもりです。」

以上のように紹介した青年によるスタートアップは、経済的社会的価値をもたらした典型的な例となっています。これらの青年スタートアップは、科学技術の進歩を導入することで、生産活動を成功させてきました。自分の故郷で富を得ようという決意を固めたこれらの青年たちは、農村部での経済社会発展に貢献しています。

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