(VOVWORLD) -中部高原地帯テイグエン地方ダクラク省における多くの青年たちは、強い決意と興味をもって、現地の強みと潜在力を活用して、経済発展を遂げてきました。
煎り殻割り付きマカダミア・ナッツ= daklak24h.vn |
これらの成功は、他の青年のやる気をもたらし、スタートアップ運動の拡大に貢献しています。ダクラク省にあるお手本となる幾つかのスタートアップ企業をあげてみましょう。
グエンフォン・マカダミア株式会社が設立されてから3年後に、同社の煎り殻割り付きマカダミア・ナッツは、国内各大都市に出荷されたほか、カナダや台湾などにも輸出されるようになっています。1992年生まれのフォン社長はダクラク省における若者のインベンションスタートアップの明るい手本となっています。
ところで、マカダミアの木になる実は、とてもかたい茶色い殻で覆われますが、中身のナッツは白い色です。そのナッツを取り出すには、まず外皮を取りのぞき、それからかたい殻を割ります。殻を割るには、中身のナッツをつぶさないよう、マカダミアナッツ専用の殻割り器や機械が使われます。マカダミア・ナッツは、チョコレートで包んだり、砕いてクッキーやケーキの材料などとされています。
フォンさんは、次のように語りました。
(テープ)
「マカダミアナッツは、ダクラク省の特産品の一つです。このナッツは、ベトナムだけでなく外国の市場でも愛用されています。そこで、私は、消費者の健康に繋がるこの製品の生産を行うことにしました。」
一方、クロンブック県ククポ村に住むホアン・バン・テイエンさんは、ペット、特にペットの犬飼育で起業をしました。ペットの犬や猫の飼育が発展することを予測して、彼と何人かの友だちは、ペット飼育協同組合を設立することにしました。この組合は、アラスカ、ハスキー、プードル、パグ、ブルドッグなどの人気8種類に属する約200匹を飼っている他、ペットと飼料の売買、ペットケア、ペットスパ、ペットの交配や出産、繁殖を手がけるサービスを提供しています。これまでに、ペット飼育協同組合は、ホーチミン市とカントー市に支店を開設しました。
ティエンさんは次のように明らかにしました。
(テープ)
「私は、ペットの飼育を始める前に、この分野に詳しい人々から、色々な指導や支援を受けました。今後、ペット飼育協同組合は、ダクラク省がベトナム国内で最も有名なペットの繁殖場所になるという目標を目指しています。」
これまでに、ダクラク省では、青年による100あまりの生産協同組合が活動しています。これらの組合は、家庭の経済発展を遂げると共に、農村部の青年の雇用創出に貢献しています。
ダクラク省青年連合会の会長は次のように語りました。
(テープ)
「私たちは、青年連合会のメンバーの強みを活用して、地元の青年に経済発展を奨励する方針です。その目標を実現するためには、青年の願望を把握したり、青年の思考を深く理解したり、青年と共に歩んだりします。」
ダクラク省の青年連合会は、スタートアップを志す青年と各企業を結び付ける架け橋を果たしてきました。それを通して、各企業は、青年の経済発展事業に資金を提供します。そのお陰で、青年のスタートアップ運動は、適切な成果を収め、拡大されはじめてきました。