中部クァンチ省の新農村作り

かつて、クァンチという土地では戦争や洪水など多くの被害を受けた中部の貧しい地方だと思われていました。しかし、現在のクァンチ省は新農村作り運動を通じて、大きな変貌を見せています。

特に、クァンチ省ビンリン県のビンソン村の住民は、6億ドンを投資して、村と国道を結ぶ道路を建設しました。以前、この道路は凸凹でしたから、ビンリン県のホサー町の市場へ農産物を運ぶことは大変だったです。 現在、テンアンという村の市場が建設されました。この市場を建設するために、この村に住むグェンバンナムさんは500平方メートルの土地を自発的に提供しました。ナムさんは次のように語りました。

(テープ)

「以前、市場に行くとき、とても大変でした。この市場の建設工事は村の人々に有利な条件を作り出しました」

テンアン市場の落成式に参加したビンソン村の全ての人々はとても喜びました。市場には様々な農産物や日用品があり、常にいい雰囲気に包まれています。ビンソン村に住むボ・バン・クァンさんは次のように語りました。

(テープ)

「市場は川や国道からとても近いです。ナムさんは土地を提供して、市場を建設したことは素晴らしいことです」

クァンチ省で、住民一人一人は新農村作り運動に積極的に参加しています。同省山岳地帯にあるフォンホア県、タイン村に住むボ・バン・バ村長は学校建設のために、2千平方メートルの土地を自発的に提供しました。彼は学校が遠い所にあったため、通学する生徒は多くの危険に遭いました。谷川に渡る時、水死した生徒もいた」と明らかにしました。村の指導部は新農村作り運動を紹介し、中でも学校建設の計画を立てたとき、彼は自発的に土地を提供しました。現在、村には2階建ての新しい学校ができて、村の子供達に喜びを与えました。バさんは次のように語りました。

(テープ)

「生徒達は一日中学校で学んでとても喜んでいます」

また、クァンチ省チョウフォン県ナイキュウ村ではインフラが整備されています。この村の多くの農民は都会に赴いて、仕事をしていますが毎年、故郷の建設事業の募金をやっています。この5年間、この村の農村作り運動への支援金は120億ドンにのぼっています。

ナイキュウ村人民委員会のボ・バン・バク副委員長は次のように語りました。

(テープ)

「村の指導部は住民の力を生かして、インフラシステム建設事業を効果的に完成しました。」

この3年、新農村作りを行ってきたクァンチ省は様々な工夫をしてきました。同省の住民はこの運動に数十億ドンを投資してきました。同省農業農村開発局のグェン・バン・バイ局長は次のように語りました

(テープ)

「住民たちは新農村作り運動の主人公としての役割を果たしています。我が省の指導部は住民の知恵や力を発揮して、新農村作り運動を効果的に実施しています。」

現在、クァンチ省を訪れるならば、どこでも新農村作り運動の大きな成果が紹介されており、ベトナムのモデルとなっています。

 

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