ベトナムは亜熱帯に属するため、地上水と地下水、雨量のあらゆる面での豊富な水資源を持つ国家です。ベトナム政府は農業農村発展事業における水資源の重要性を十分に認識した上で、水資源保護に関する適切な政策を打ち出しています。
10キロ以上の長さを持つベトナムの河川は3500本で、そのうち、大きな河は18本で、一つの国発展実際を研究した上で、水資源は食糧安全、エネルギー安全保障及び工業化近代化事業における重要な役割を果たしているということが分かりました。
農業分野において、水資源のおかげで、ベトナムは世界の最大の米輸出国の中の一つとなっています。現在、南部メコンデルタ地域の灌漑システムは国内の農業用水資源の70%を占めています。
そのほか、水資源はお茶、コーヒー、コショウ、サトウキビなどの工業用作物の存亡を左右しています。しかし、現在、ベトナムでは水資源は多くの試練に直面しています。ベトナムの河川総量の3分の一の上流がほかの国を源としています。多国間の水資源の効率的な利用・管理はいまだに効果的に実現されていせん。また、世界人口の増加は、水資源に悪影響を与えています。
ベトナム資源環境省の水資源管理局のレヒュトァウン副局長は次のように語りました
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「2020年までにベトナム人口は1億人で、今後数十年に1億2千万になる可能性かあります。人口増加、生活の質的向上、生産発展は水資源についてのニーズが徐々に高くなり、国発展は大きな試練に直面するようになります。」
多くの専門家の評価によりますと、大きな河の殆どでは貯水池とダムが建設され、環境保護に悪影響を与えており、水資源を貧しくしています。
水資源研究者、グェンティフォンラムさんは次のように語りました
(テープ)
「水資源を保護するため、水資源利用者と水資源管理者は会合を行い、持続可能な発展目標について協議する必要があります。この目標を見極めた上で、水資源提供、環境保護に関する適切な政策を制定することになります。当面、水資源保護、ゴミや廃棄物を河川に捨てることを中止すること、汚染防止対策を実施しなければなりません」
水資源は極めて重要な資源です。そのため、ベトナム政府は水資源保護を目指す強い政策をとっています。第13期ベトナム国会第3回会議では水資源法改正案が採択されました。
この法は国の経済社会発展事業を実施しながら、水資源を節約的に利用し、環境保護を実施するためのものです。また、先頃、水資源保護評議会の委員長を務めホァンチュンハイ副首相は水資源調査を含める水資源発展戦略に関する計画書を早期に展開するよう求めました。この計画書は2016年に政府首相に上程される予定です。
ベトナム資源環境省のグェンタイライ次官は次のように語りましたlai
(テープ)
「水は人間の健康、食糧安全、経済発展事業のためのカギです。そいうメッセージを把握した我々は水資源を効果的に利用する必要があります。」
今後、ベトナム資源環境省は水資源利用、管理の効果をあげるために多くの行動計画を実施してゆきます。更に、水資源の効果的な利用は国内各地の新農村作り運動に大きく寄与していることでしょう。