ベトナム中部ニントァン省はヒンドゥー教のチャム塔の遺跡としてよく知られていますがバウチュクという伝統的陶器生産村があります。この村の人々は専門職業村の潜在力を生かして、新農村作り運動を効果的に行ってきました。
バウチュク村の陶磁器は１０世紀ごろに繁栄したチャンパ王国の文化の真髄を示すものであるため、国内外に大量に出荷されています。特に、近年、ニントァン省貿易振興センターは村の地方行政当局や住民と協力して、多くの新しい窯建設に支援しています。それに従って、陶器を生産する家庭一世帯は籾殻の焼き窯を改造するため、地方行政当局から３千万ドンの助成金を受けて、１千万ドンを出資しました。これにより、陶磁器生産量は増加しており、その品質も上がっています。バウチュク村の伝統的陶器を焼く窯はレンガで造られました。村の人々は籾殻をはじめとする農業廃棄物を利用して陶器を焼きます。
バウチュク村の陶磁器生産工場の所有者ダンセムさんは次のように語っています。
（テープ）
「籾殻を利用して、陶器を焼く方法は環境を保護するだけでなく、陶器製品コストダウンにもなります。更に、品質も良くなりました」
先頃、バウチュク村で陶磁器工業組合が発足し、その従業員数は２６人になります。以前、陶器が露天窯で焼かれた後、熱割れになりやすかったのですが、近年、この村貿易振興センターの支援のお陰で、籾殻の焼き窯が改造されました。陶器生産量も多くなっており、品質もよくなりました。バウチョクの陶磁器工業組合のドンバンロク主任は次のように語っています。
(テープ)
「行政当局の支援のおかげで、新しい窯が建設されました。露天窯と比べて、新しい窯で焼く製品は、美しいです。」
一方ニントァン省貿易振興センターのボビェットヒェウセンター長は次のように語りました
（テープ）
「以前の露天窯と比べて、新しい窯は多くの利点があり、中でも、環境保護、燃料の節約が入っています。こうした結果により、バウチュク陶器生産村の製品は国内外で有名になっています」
現在のような国際社会への参入という流れの中で、バウチュク村の陶器生産事業は飛躍的に発展しており、ベトナム新農村作り運動のモデルになっています。