2024年の任務・目標の完遂に尽力

(VOVWORLD) - 先週末、ハノイで、昨年の任務の実施状況を総括し、今年の任務を展開するため、政府と各地方行政府との会議が行われました。会議では、重要な任務や方向性が打ち出されました。
2024年、ベトナムは通常任務を遂行すると同時に、複数の任期にわたり棚上げされている課題を解決し、予想できない新たな課題に速く対応しなければなりません。

新たな成長推進力を活用

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会議で、ファム・ミン・チン首相が言及した解決策の一つは成長の促進、マクロ経済の安定維持、インフレ抑制、主要なバランスの確保、金融・財政政策の運営を順調に行うということです。チン首相は次のように語りました。

(テープ)

「成長の促進、マクロ経済の安定維持、インフレ抑制、主要なバランスの確保を優先課題に位置付ける必要があります。また、金融政策を主体的かつ柔軟に運営し、財政政策などと緊密に連携しなければなりません。さらに、投資、輸出、消費などの伝統的な成長の推進力、および地域連携や科学技術、イノベーションの開発、デジタルトランスフォーメーション、グリーン成長、半導体チップ、水素の製造などの新たな推進力を活用すべきです」

チン首相はこのように語り、経済再構築、その中で脆弱な信用機関の再編を実質的かつ効果的に行い、赤字プロジェクトを早期に処理するよう求めました。

2024年、ベトナムはロンタイン国際空港をはじめ、重点的な交通プロジェクトの実施や南北高速鉄道建設投資計画案の承認を加速する方針です。また、半導体チップ製造拠点になるよう、ベトナムは科学技術の開発や新興産業・分野用の質の高い人材の育成を促進し、2030年までに半導体産業の質の高い人材5万人から10万人を育成するという目標を設定しました。

一方、政府は製造・加工産業の回復・開発に注力し、今年の鉱工業生産指数を7%ないし8%に、ハイテク製品の輸出額を輸出額全体の5割以上にするとともに、炭素排出量が低い100万ヘクタールのクリーンなコメの生産地をつくるという目標をも掲げています。

さらに、COP28=国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議で示された公約に基づく行動計画、およびJETP=公正なエネルギー移行パートナーシップ設立に関する政治宣言の展開、対外活動、国際統合を急いでいます。

チン首相は「人を開発事業の中心に置き、主体、目標、原動力、リソースとみなす」という党と国家の一貫したスタンスを確認するとともに、「いかなる状況にも社会保障政策を周到に実施し、生活困窮者や社会的弱者、僻地、山岳地帯、離島、国境地域の住民の援助に力を入れるべきである」と強調しました。

最高の成果に全力尽くす

2024年は2023年より、課題は山積するものと予測されていることから、チン首相は各レベルの行政府、部局、省庁、地方に対し、今年の任務、目標の完遂に全力を尽くすよう求めました。

(テープ) 

「あらゆる困難と試練を乗り越え、生産を促進しなければなりません。また、国民と企業の支援に取り組む必要があります。2024年に、最高の成果を収めるため、全力を尽くしましょう」

チン首相は2024年の任務の遂行は第13回共産党全国代表大会で打ち出された目標の達成に重要な意義があると強調し、政府閣僚、政府機関の指導者、各地方の人民委員会の委員長らに対し、今年の社会経済開発目標の達成に尽力し、2021年から2025年期の社会経済開発5か年計画の完遂に貢献するよう要請しました。

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