3月31日まで開催されるこのイベントで飲食文化のほか、歌舞公演、民間遊戯、伝統工芸の実演など様々な活動が披露されています。

この飲食文化フェスティバルでは北部、中部、南部にある全国各地の400のグルメが紹介されています。このイベントの組織委員会委員長を務めるサイゴンツーリスト・グループのファム・フィ・ビン取締役会長は「このイベントはベトナム飲食文化をPRし、国の伝統的文化価値を発揮し、ホーチミン市の市民をはじめ、国内外の観光客が美味しい料理を楽しみながら、ベトナム文化を体験できる空間を作り出す」と明らかにしました。

この飲食文化フェスティバルで、全国の有名な伝統芸術、工芸村、民間遊戯などを紹介する3つの空間が設けられています。

フェスティバルの開幕式の直後、北部バクニン省の民謡クアンホーや少数民族テイ族の伝統民謡であるテンや中部トアティエンフエ省の民謡などが公演されました。サイゴンツーリスト・グループのチュオン・ドゥク・フン会長は次のように語りました。

（テープ）

「このフェスティバルの目的はすべての人々が楽しめるオープンな空間を作り出すとともに、観光活動をPRするということです。これをグルメ・ツアーといっても過言ではありません。ここで全国各地のグルメを楽しむことができるからです」

特に、この飲食文化フェスティバルで披露される歌舞公演には南部に住む少数民族クメール族の伝統歌舞と民謡があるということです。また、全国にある伝統工芸村や伝統的お餅料理を紹介するスペースでは、来場者は職人の案内のもとで、自分で伝統的お餅を作ることが体験できます。また、このイベントでは、味わうべきグルメ・トップ10というコンクールも行われます。