(VOVWORLD) - 年初以来、中部高原地帯テイグエン地方にあるダクラク省の農産物輸出業者の活動は活発に行われています。特に、ダクラク省の農産物が多くの新しい市場に輸出されているということです。
今月の初旬、ダクラク省ムドラック県にあるバナナ・ブラザーズ・ファーム株式会社は、中国と韓国市場に100トンのバナナを輸出しました。同社のレ・ティ・ミー・ハイン社長は、「昨年、弊社は韓国、中国、日本、モンゴルなどにも1万トンのバナナを輸出した。今年、バナナを増産するため、栽培面積をおよそ500ヘクタール増やすほか、新たな市場の開拓を進める予定だ「と明らかにし、次のように語りました。
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「2025年に輸出量をさらに増加させるため、バナナの栽培面積を拡大させます。消費者の需要が高まっていることから、それに応えるため、さらに取り組んでいきます」
ダクラク省の農産物輸出におけるもう一つの良い兆しは、省内で生産されている高品質のコーヒーが引き続き国際市場で注目を集めているということです。コーヒー生豆に加えて、同省の加工されたコーヒー関連製品も、アメリカや、日本、韓国、ヨーロッパなど輸入規制が厳しい市場を含め多くの国々や地域でその地位を確立しつつあります。ブオン・マー・トート市のミノド・ファーム・ケア有限会社のレ・ディン・トゥ社長は、次のように話しています。
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「まず初めに、高品質のコーヒーを加工する企業に対し、政策面で支援する必要があります。第二は、国際的な展示会などへ参加するため巨額の費用がかかることから、財政面でも中央から地方まで各レベル行政府の支援が不可欠です」
現在、ダクラク省の加工農産物は世界の70カ国と地域に輸出されており、その中で、多くの製品は輸出価値が高く、強い競争力を持っています。現在、同省には520の農産物加工施設があり、その大部分はコーヒー、マカダミア、カカオ、カシューナッツ、コメ、果物の一次加工、乾燥果物、冷凍果物など、主要な製品に集中しています。
ダクラク省の農業・農村開発局のグエン・ホアイ・ズオン局長は「2025年に、輸出総額が17億米ドルに達するため、ダクラク省は輸出基準を満たすため、引き続き農産物の質的向上に注力していく」と明らかにし、次のように語りました。
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「私たちは省内の企業が集中生産を行い、認証を取得し、ブランドを構築して、輸入規制が厳しい市場をはじめ、世界市場で競争できるように支援しています。これはダクラク省を含め、テイグエン地方の農産物の価値を高めるための基盤となります」
大きな潜在力と企業の努力により、2025年に、ダクラク省の農産物輸出がさらに新たな成功を収めることが期待されています。