ベトナム PKOへの参加 世界の平和維持に貢献

(VOVWORLD) - 国連の責任ある加盟国として、ベトナムはこれからも世界の平和維持及び国連への貢献を進めるために、PKO国連平和維持活動により積極的に参加する方針です。
ベトナム PKOへの参加 世界の平和維持に貢献 - ảnh 1出陣式で交流しているフック国家主席と兵士ら

既にお伝えしましたように、27日午前、ハノイで、国防省は、PKO国連平和維持活動に参加する工兵隊と第2級野戦病院4号の出陣式を行いました。工兵隊は南北スーダンにまたがる地域「アビエ」に、また、第2級野戦病院4号は南スーダンに派遣されます。  出陣式で、グエン・スアン・フック国家主席は、PKOへの参加はベトナムの全方位外交政策の一環であると述べ、この8年間でPKOに派遣されたベトナムの士官と兵士が活躍したことにより、国際社会におけるベトナムのイメージアップに貢献した、と高く評価しました。

長い戦争を体験したベトナムは平和の価値を深く理解しており、世界の平和維持に貢献する決意を固めています。この決意は、「人民武装勢力が国際義務を果たす」と明記している2013年憲法で法制化され、8年間にわたるPKOへの積極的な参加で示されています。

ベトナムは2014年から国連平和維持活動に本格的に参加しました。これまで、PKOに参加したベトナムの士官は76人、兵士は189人となっています。その中で、任務を果たした士官は国連側から高く評価されました。また、南スーダンで展開されている第2級野戦病院2号は「南スーダンに駐屯しているPKOの最もよい病院」や「PKOの輝かしい星」として表彰されています。特に、新型コロナ禍においてこの病院は地元の感染予防対策に大きく貢献していると評されています。こうした成果により、ベトナムは国連に、東南アジア地域で初の国連平和維持活動訓練センターを置く国として選ばれました。

PKOへの参加により、国際社会の責任あるメンバーとして、ベトナムのイメージがアップし、国際社会の問題解決におけるベトナムの発言力も高まっています。これは国際社会における国の威信の向上、およびベトナムと世界各国との国防協力の推進に寄与しています。

PKOへの参加はベトナムの全方位外交政策の一環であり、独立・自主・平和維持・国連憲章の尊重・世界の平和構築というベトナムの外交路線の実現を目指すものでもあります。

国連の責任ある加盟国として、ベトナムはこれからも世界の平和維持及び国連への貢献を進めるために、PKO国連平和維持活動により積極的に参加する方針です。

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