ベトナム 国連人権理事会の責任ある積極的なメンバー

(VOVWORLD) - 26日から29日にかけて、ベトナムのブイ・タイン・ソン外相率いるベトナム代表団がジュネーブで開催される第55回国連人権理事会のハイレベル会合への出席と、アイルランド訪問を行います。
ベトナム 国連人権理事会の責任ある積極的なメンバー - ảnh 1ブイ・タイン・ソン外相

ベトナム代表団の今回の外遊は、ベトナムが引き続き「相互尊重と理解・対話と協力・全人権をすべての人に与える」という方針に基づいて国連人権理事会の積極的なメンバーであることを再確認するためのものです。

人権の確保 常に各国や国際機関の注目を集めるべき

第55回国連人権理事会のハイレベル会合は、世界情勢が大きく変化している背景の中で開催されます。平和、協力、開発は依然として世界の主要なトレンドですが、そのトレンドは冷戦以来、最も脅かされています。そのため、今回の会合は国際社会の大きな関心を集めています。会合には各国と国連および国際組織の高級指導者140人が出席します。

ハイレベル会合は、新型コロナウイルス感染症流行からの回復や、(SDGs)持続可能な開発目標の実施状況、弱い立場にある人々の権利保護のほか、気候変動、食料安全保障、水の安全保障、不平等、デジタルトランスフォーメーションのマイナス面などの非伝統的な安全保障上の課題など、世界の緊急課題について議論することに焦点を当てる予定です。   

ベトナム 責任感を持って会合に積極的に参加

ベトナム共産党の第13回大会の外交路線と、2030年までの多国間外交関係の促進および向上に関する党書記局の指令25号を展開するため、ベトナムは国際社会の積極的かつ責任ある一員としての役割を果たし続け、国際社会の共通ルールの構築と形成に積極的に貢献しています。

ベトナムが2023年から2025年期の国連人権理事会の理事国としてハイレベル会合に参加するのはこれで2年目となっています。これに先立つ2023年には、ベトナムが国連人権理事会の理事国として出した意見や提案などは国際社会から歓迎されました。中でも、「世界人権宣言75周年、世界人権会議のウィーン宣言および行動計画発表30周年を記念する決議」はベトナムが提唱、作成したものです。また、ベトナムが国連人権理事会の3回の定例会議で打ち出してきたさまざまなテーマに関する5 つの提案も目立っています。これは、ベトナムが今後も理事会の責任ある積極的なメンバーとしての役割と地位を推進し続けるための強固な基盤となります。ソン外相は次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムが2023~2025年期の国連人権理事会のメンバーとして今任期の最初の会議でも提案を出し、提案の採択を推進したことは、外務省、外国駐在ベトナム代表機関、および関連省庁の緊密な連携によるものです。この成果は、国連人権理事会の積極的かつ責任あるメンバーとしての役割を果たしたいというベトナムの希望を示し、人権理事会内外の国々との今後の協力におけるベトナムの地位の確立に貢献するでしょう。これは、「相互尊重と理解・対話と協力・全人権をすべての人に与える」という方針で人権理事会に参加するというベトナムの立場と完全に一致していると思います」

2024年、ベトナムは、来る6月に予定されている人権理事会の会議で気候変動と人権に関する決議案の作成と交渉を主宰するなど、人権確保の促進を目指す複数の提案を実施する予定です。さらに、ベトナムは引き続き人権理事会の一般的な活動に参加し、理事会の多くの決議について議論し、意見を提出する予定です。

第55回国連人権理事会のハイレベル会合での貢献をはじめ、国連人権理事会における今年のベトナムの活動は、ベトナムが2023~2025年期の国連人権理事会の理事国としての役割を立派に果たす機会になるでしょう。

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