(VOVWORLD) - ベトナム全国各地で、合法的な宗教活動が活発に行われています。そして、宗教・信仰の有無に関する国民の自由権が十分に確保されています。それは歪曲することができない事実です。
ベトナムには16の宗教があり、「多宗教国家」として知られています。近年、各宗教の発展に伴い、信者の数と活動件数も増えています。統計によりますと、現在、ベトナムの各宗教の信者数は人口の27%にあたる2430万人を超え、聖職者の数はおよそ5万3000人、宗教施設数は2万8000か所に上っています。
また、年に宗教信仰・に関する1万件以上の行事が行われています。小さい規模の行事もあれば、大きな行事もありますが、信者だけでなく、そうでない人の多くも楽しんでいます。これらはベトナムでの宗教活動の現状や、宗教・信仰に関するベトナムの党と国家のオープンな政策を示しています。
国連ウェーサーカ祭2019の開催地・タムチュク寺 |
ベトナム宗教諮問評議会のド・クアン・フン議長は次のように明らかにしています。
(テープ)
「宗教や、信仰、心霊は国民の精神生活の柱となっています。また、ベトナムの特徴を示すものでもあります。国際宗教研究会の言葉で、ベトナムは宗教的覚醒が高い国です。これは客観的な評価ですね。各宗教のインフラや、活動から見ても、これらがわかるでしょう。特に、ベトナムでは、外国人の宗教・信仰の自由も確保されています。近年、多くの外国人はベトナム国内で宗教・信仰に関わる様々な活動を行っています。また、ベトナムの各宗教の信者が海外に行き、宗教活動を行ったり、外国の宗教活動に参加することもあります。」
ベトナムでは、宗教信仰の自由は2013年憲法で明確にされており、2016年宗教信仰法を始め、多くの法律で具体化されています。特に2016年宗教信仰法の発効は、宗教信仰の自由の確保に重要な節目となっていると評されています。これに関し、先ほどのフン議長は次のように語りました。
(テープ)
「 2016年宗教信仰法には3つの新しい点があります。1つ目は国際条約に則って国民の自由権を確保すること。2つ目は各宗教の施設・財産・出版などに関する問題を解決すること。3つ目は宗教・信仰の自由に参加する主体を法制化させることです。そんなに広い範囲を含める法律が制定されるのは今回が初めてです。ベトナムでは、憲法を始め、関連法律は宗教信仰の自由を守っており、実際でもきちんと展開されています。」
ベトナムの歴史から見ると、各宗教は国とともに歩んでおり、国の建設・防衛事業に大きく貢献しています。また、各宗教の多くの教理は国民の生活に密着しており、愛情や相互支援などが溢れた社会づくりに役立っています。
そのため、法律に従って行われる宗教活動は常に、便宜を図られています。そして、ベトナムの各宗教の現状はあらゆる中傷論調を否定しています。