ベトナムとカナダとの関係

(VOVWORLD) -両国外交関係樹立50周年の記念節目は双方の友好・団結関係に新たなページを開く確固たる土台となっています。

ベトナムとカナダは1973年8月21日に外交関係を、また、2017年11月に包括的なパートナーシップを樹立しました。過去50年の間に、両国関係はますます発展してきました。両国外交関係樹立50周年の記念節目は双方の友好・団結関係に新たなページを開く確固たる土台となっています。

良好に発展している包括的なパートナーシップ

包括的なパートナーシップを樹立してから、両国の関係は多くの分野において発展してきました。政治・外交関係で、双方は、高級代表団の相互訪問を強化するとともに、国際会議や多国間フォーラムの機会に別途各レベル指導者による接触を維持しています。

ベトナムとカナダとの関係 - ảnh 1チン首相(右)とジャスティン・トルドー首相(Dương Giang/TTXVN撮影)

ごく最近の例で言えば、5月20日に広島市で開催された主要7カ国サミットに出席した際に、ファム・ミン・チン首相はカナダのジャスティン・トルドー首相と会見し、二国間協力や、ともに関心を持っている国際問題などについて討議しました。席上、両首相は、二国間の貿易取引総額を100億ドルにすることや、デジタルトランスフォーメーション、グリーン転換、循環型経済、イノベーションなどの分野において協力を強化することで一致しました。また、双方は、国連、フランス語圏国際機関、アジア太平洋経済協力会議などの多国間メカニズムにおいて緊密に連携することでも合意しました。

協力のための多くの潜在力

ベトナムとカナダとの包括的なパートナーシップは両国の経済関係の発展に向けた確固たる土台となっています。包括的なパートナーシップが2017年に樹立されてから、両国間の輸出入総額は急増しました。

ベトナムとカナダとの関係 - ảnh 2ハイフォン工業団地にあるカナダ外資系企業での太陽光発電パネルの製造と組み立て(Danh Lam/TTXVN撮影)

カナダ政府は、市場の多様化戦略を追及しており、ベトナムをアジア地域における重要な貿易相手国と位置づけています。これは、ベトナムの企業がカナダ市場にアプローチするための大きな機会となっています。その一方で、今年7月現在、カナダはベトナムにおいて登録投資総額48億4千万ドル相当の253件のプロジェクトを実施してきました。

他方、教育訓練は二国関係の中で注目されている分野です。現時点で、およそ2万1000人のベトナム人留学生がカナダで勉強しています。

両国の地方間の協力も推進されています。ベトナム中部ハティン省とカナダのブリティッシュ・コロンビア州ラングリー市、ダナン市とバンクーバー市、ホーチミン市とオンタリオ州の州都トロントは姉妹都市関係を樹立しました。カナダに在留しているおよそ25万人のベトナム人コミュニティは、現地の社会経済開発に貢献しています。

過去50年の道のりを振り返ると、ベトナムとカナダの包括的なパートナーシップは絶え間なく発展してきました。この関係を一層推進するための潜在力と余地は大きいものがあります。長年にわたる両国間の友好協力関係、および各世代の指導者と国民感情により、両国関係はさらに発展するはずです。

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