ベトナムとバングラデシュの国会関係における新たなページ
(VOVWORLD) -ベトナムとバングラデシュは1973年2月11日に、外交関係を樹立しました。それ以来、両国間の伝統的友好関係が政治、外交、経済、文化、科学技術、国防・安全保障などあらゆる分野においてますます発展してきました。
バングラデシュのシリン・シャーミン・チョードリー国会議長の招きに応え、ブオン・ディン・フエ国会議長率いる代表団は21日から23日にかけてバングラデシュ公式訪問を行っています。この訪問は両国関係樹立50周年を記念する重要な活動の一つであり、両国の国会間の関係を実質的に発展させることに寄与するとされています。
バングラデシュを訪問中のフエ国会議長を歓迎する式典(写真:TTXVN) |
ベトナムとバングラデシュは1973年2月11日に、外交関係を樹立しました。それ以来、両国間の伝統的友好関係が政治、外交、経済、文化、科学技術、国防・安全保障などあらゆる分野においてますます発展してきました。
両国間の伝統的友好関係があらゆる分野においてますます発展
近年、ベトナムとバングラデシュは高級代表団の相互訪問を頻繁に行い、両国間の政治的信頼が高まってきました。バングラデシュの指導者はベトナムとの関係を重視しています。その証として2012年~2017年にかけて、バングラデシュの大統領、首相、国会議長がベトナム訪問を行いました。
両国の指導者は国家、政府、国会の訪問団の往来や草の根外交を促進し、経済、文化、科学技術協力合同委員会をはじめとする協力メカニズムを活用することで一致しました。経済貿易協力は両国関係における明るい点となってきました。
この10年間、両国間の取引総額は4倍となっており、年間の取引総額が間もなく20億ドルに達します。最近、両国はバングラデシュが2027年までベトナムのコメを輸入する覚書に調印しました。ングラデシュ駐在ベトナムのグエン・マイン・クオン大使は次のように語りました。
(テープ)
「両国は双方間の年間の取引総額を2022年の15億ドルから20億ドルに増やす目標を掲げています。フエ議長の今回の訪問は貿易、投資などの分野における両国関係に突破口を切り開くものとなります。この訪問にあたり、フエ議長はベトナム・ングラデシュ経済貿易投資政策に関するフォーラムに出席するほか、ベトナムとングラデシュ企業との経営協力協定の調印式に立ち会います」
国会間の協力協定
地域と世界情勢が複雑に推移している背景の中で、両国の国会間の関係強化は国会をはじめ、両国関係の強化に寄与するとされています。
バングラデッシュ駐在ベトナムのグエン・マイン・クオン大使
(写真提供:バングラデシュ駐在ベトナム大使館)
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ベトナムとバングラデシュの国会は両国が締結した協力合意書の履行を監視するため協力しています。そのほか、両国は IPU=列国議会同盟、アジア太平洋地域議員フォーラム、アジア欧州議会間のパートナー会議など両国がメンバーとなっている地域と国際のフォーラムで、緊密に協力しています。フエ国会議長の今回のバングラデシュ訪問について、国会対外委員会のレー ・アイン・トアン副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「両国の国会が立法や監視に関する知見の共有、国際の場における相互支援などに関する協力合意書を締結するのは今回が初めてです。これは両国の国会間の協力の基礎を作り出しています。これと同時に、双方はバングラデシュの大統領とベトナム国家主席が2018年に公約した内容を実施するため協力しています。また、この訪問にあたり、両国の国会は両国の友好議員グループの結成を発表しました」
フエ議長率いるベトナム国会代表団の今回のバングラデシュ訪問はベトナムの独立、自主、多様化多角化外交政策を実施する活動の一環であり、ベトナムとバングラデシュとの友好関係を促進するためのものでもあると言えます。