「ベトナムの海と島の民間文化祭2023」を紹介する記者会見

この文化祭は沿岸地域の民間文化を紹介・顕彰・保存するとともに、海と島を守る兵士と漁民の精神生活を豊かにすることが狙いです。また、ハイフォン市の観光と海洋経済の開発促進を図ります。文化祭に関する記者会見で、雑誌「コンサン」のグエン・ゴック・ハー副編集長は、ハイフォン市は海に面した28の省・市の一つで、侵略者から国を守る事業の輝かしい勝利を決定づけた地方でもあると述べ、ハイフォン市を「ベトナムの海と島の民間文化祭」の初めての開催地にする理由はそこにあると明らかにしました。ハー氏は次のように語りました。

（テープ）

「ベトナムの数千年の歴史においては、北部ホン川デルタを中心とすれば、ハノイはホン川デルタの中心地ですが、ハイフォンは前哨地です。ハイフォンについて触れるならば、国を守る事業の象徴として知られている女性将軍レー・チャンや、バクダン江（こう）の闘いなどを抜きにして語ることはできないでしょう」

一方、ハイフォン市人民委員会のレー・カック・ナム副委員長は次のように語りました。

（テープ） 

「ハイフォン市で海に関する祭りを開催するというアイデアは長年考えていたものです。そのため、今回の文化祭を成功させるために全力を尽くしています。文化祭の成功はハイフォン市の観光と経済開発に貢献するでしょう」

文化祭の目玉となるイベントは、29日夜ドーソンビーチで行われる「ドーソン・ハイフォン海のフェスティバル」の幕開けとなる文芸公演です。有名なアーチスト多数が参加するこの文芸公演は沿岸地域の住民の生活や行事を再現するとともに、国の海と島を守る決意と努力を物語るものです。また、ボートレースやビーチバレーボール、綱引きなど様々な文化・スポーツ活動が予定されているとしています。