ベトナム商品 「第6回(CIIE)中国国際輸入博覧会」で印象
(VOVWORLD) - 中国最大級の博覧会である「第6回(CIIE)中国国際輸入博覧会」が11月5日から10日まで上海で開催されています。名誉ゲスト国5か国の1つとしてCIIE 2023に参加しているベトナムのブースと商品は来場者と組織委員会から高く評価されています。
「新時代、未来へ向けて」をテーマとした今年の博覧会には合計69か国と三つの国際組織が参加し、69か国のうち64か国が「一帯一路(Belt and Road)」イニシアチブに参加しています。博覧会は参加国向けの国家展示エリアと貿易展示エリアで構成され、その総面積は30万平方メートルを超えます。
チュングエンコーヒーの展示ブース |
ベトナムの国家展示ブースは、LED スクリーンでのビデオクリップの再生や印刷物などの形式でベトナムの情報、成果、経済的可能性などを紹介しています。一方、ベトナムの貿易展示エリアでは、ベトナム企業34社が出展し、農産物や加工食品を展示しています。これらの企業はすべて、優れた輸出能力と評判の高い高品質のベトナムブランドを持っています。その中で、ベトナムのコーヒーブランドとして有名なチュングエンコーヒーは6回にわたってこの博覧会に参加しています。チュングエンコーヒーグループの中国事業開発ディレクターのリー・タイン・ハイ氏は、「博覧会への参加は、チュングエンコーヒーというブランドの価値をさらにPRする機会となる」と述べ、次のように語りました。
(テープ)
「現在、中国でコーヒーショップモデルを推進しており、この2年間で上海に大型店を2店舗オープンしました。今後5年間で1000店舗の開設を計画しています。店舗の開設に加え、現在大人気の「G7」というインスタントコーヒーの消費を進める傍ら、エナジーコーヒーも中国に出荷し、中国の消費者の皆様にご紹介してまいります」
他方、コメを材料とする加工食品の製造に携わるビックチという会社が中国国際輸入博覧会に参加するのは今回は初めてです。博覧会における同社の展示ブースの担当者グエン・ティ・ジエウ・ヒエンさんは次のように語りました。
(テープ)
「当社がこの博覧会に参加するのは今回が初めてです。人口の多い中国は大規模な市場であるため、市場を拡大し、中国の人々に当社のブランドをさらに知ってもらうことが当社の狙いです」
第6回中国国際輸入博覧会には、世界上位500社のうち289社が参加しています。この大規模な貿易イベントにベトナム企業が参加することは、ベトナムブランドの宣伝、大きな市場である中国への参入、そして新たなパートナーとのビジネスチャンスに貢献するでしょう。