今年は、新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの人々の生活が苦しく、各レベルの党委員会、政府、祖国戦線はこの支援活動に配慮しています。

この数日の間、党、政府、祖国戦線の指導者は全国各地をまわり、人民軍の幹部や兵士、革命功労者、貧困世帯、困窮労働者などにテトの品物を手渡しています。

すべての人々がテトを楽しめるように

先頃、ブオン・ディン・フエ国会議長は北部山岳地帯ラオカイ省を訪れ、同省の行政府・住民に旧正月テトのお祝いの言葉を述べました。フエ議長は、地元の党委員会、行政当局などに対し、革命功労者、貧困世帯などがテトを楽しめるように配慮するようにと要請しました。

チン首相はカオバン省の住民にテトの祝辞を述べる

 一方、2023年の旧正月を迎えるにあたり、ファム・ミン・チン首相は北部山岳地帯カオバン省の革命功労者、人民軍の幹部や兵士、貧困世帯、生活困窮労働者の下を訪れ、テトの品物を渡しました。地方行政当局や住民との懇親会でチン首相は次のように語りました。 

（テープ）  

「各レベルの党委員会、行政府は生活苦の人々や革命功労者、社会保障政策の対象者がテトを楽しめるよう、適切な政策や支援活動を実施していく必要があります。これらは『誰一人取り残さない』という方針に合致するものです」

レ・ミン・カイ副首相（写真：TTXVN）

一方、この機に、レ・ミン・カイ副首相は北部ハイズオン省の革命功労者、貧困世帯、貧しい労働者の下を訪れ、テトの祝辞を述べました。この席で、カイ副首相は「すべての国民がテトを楽しめるよう支援するのは民族大団結の伝統を発揮する有意義な活動で、社会保障政策の実施に寄与していると明らかにし、次のように語りました。

（テープ）

「安全、かつ健全、浪費を謹んでテトを楽しく過ごせるように、各レベルの党委員会、祖国戦線、社会団体が社会保障政策をきちんと実施し、生活困窮者、失業者、工業団地などの労働者のほか、すべての人がテトを楽しめるようにあらゆるリソースを活かした支援を提案します」

「2023年の春の仁愛のテト」運動

1月1日～16日にかけて、南部キエンザン省で「2023年の春の仁愛のテト」運動が開催されました。同省の赤十字協会は生活困窮者、枯葉剤被害者、身体障碍者、自然災害や新型コロナウイルス感染症の影響を受けている人々に一人分30万ドン～50万ドン、約1千5百円～2千５百円程度相当のテトの品物を贈りました。

一方、中部高原地帯テイグエン地方のザーライ省は「2023年の仁愛のテト」運動を行い、貧困者や生活困窮者に人的物的支援をしてきました。ザーライ省赤十字協会のカオ・スアン・ナム副会長は次のように語りました。

（テープ）

「当面、ザーライ省赤十字協会は個人や団体、企業に対し、生活困窮者もテトを楽しめるよう募金運動への参加を呼び掛けています」

ベトナムの各省庁、機関、地方は「だれ一人取り残さない」という原則を基礎にすべての国民がテトを楽しめるため配慮しています。