(VOVWORLD) - 党と政治システムの建設・健全化を引き続き強化することはハノイで開催中の第13期党中央委員会第5回総会の重要な議題の一つです。開幕式典で演説を行ったグエン・フー・チョン書記長は、この議題についていくつかの見解と指導を示しました。
チョン書記長は、党政治局・書記局は常に、党組織の建設と党員育成に留意していると述べ、党政治局と書記局は、この課題に関する第10期党中央執行委員会の決議22号と、第12期政治局の結論38号の実施状況を総括した上で、党組織の建設と党員の質の向上に関する決議案を作成し、今総会に提出するよう指導したとしています。
チョン書記長は次のように語りました。
(テープ)
「今総会では、本決議案を詳細に研究し、率直で民主的な協議の上、決議案に合意する必要があります。これにより、実質的かつ効果的で大きな進展を遂げるでしょう。これは、「数より質」、「有名無実の党員は不要」というレーニンの精神に沿い、ベトナム共産党の質・強さ・戦闘力のさらなる向上につながるでしょう」
そして、チョン書記長は、党と政治システムの建設・健全化に関する第13期党中央委員会第4回総会の決議を展開するために、今年の1月に、政治局と書記局は局員と自身についての批判を行ったと述べ、次のように語りました。
(テープ)
「今回の局員と自己に対する批判は規定に沿って厳格・率直・民主的・団結の雰囲気の中で行われました。批判された人はその批判を厳格に受け止め、それを鍛錬のチャンスと見なすことで、政治局と書記局のメンバー各人が、自分の強みと弱点を認識できるようになりました」
今総会では、省レベルの汚職防止対策指導委員会の設立計画についても集中的に協議されます。これは、汚職防止対策国家指導委員会の第21回会議の結論と、汚職防止対策に対する党の指導の強化に関する政治局の決定を実現させるためのものであり、党の健全化を図るものでもあります。
チョン書記長は、この計画は省レベルの汚職防止対策指導委員会の必要性について理論的にも実践的にも強固な基盤を作り、委員会の組織・機能・権限・任務などを明確にすると評価し、次のように語りました。
(テープ)
「党中央委員会に対し、省レベルの汚職防止対策指導委員会の設立に関する政治局の報告で示される提案を検討していただければと思います。これは、中央から各地までの汚職防止対策を徹底させ、この作業に対する党の指導を強化するためであり、全党・全軍・全国民の統一性を図るものでもあります」
チョン書記長は、今総会は、新段階のベトナム革命の要求に応えるために、党と政治システムの建設・健全化を一段と促進させる良いチャンスであると強調しました。