汚職防止対策中央指導委員会の第23回会議

党建設に関する路線の整備

1960年の第3回党大会で、党建設は、思想・政治・組織の3本の柱で進められるとの方針が打ち出されました。2016年の第12回党大会では、道徳が党建設を支える柱として追加されました。そして、2021年の第13回党大会では、幹部の関連作業が党建設の重要で基本的な要素として追加されました。これにより、現在の党建設は政治・思想・道徳・組織・幹部といった5本の柱から成り立っています。党中央組織委員会の元幹部グエン・ドゥク・ハー氏は党建設においては幹部の関連作業が非常に重要な役割を果たしていると述べ、次のように語りました。

（テープ）

「現在、幹部は主体的かつ創造的に自らの任務を果たすことが求められています。幹部は自らの任務に基づいて何をどうするのかを理解しなければなりません。幹部に求められている最も重要なことは何をしても国民の願望に応えるために尽力するという考えです。チョン書記長は「国のため、国民のため、公共の利益のために行動すべきだ」と繰り返しています。党・民族・国民の利益、つまり公共の利益のためであれば、いくら困難であっても乗り越えられるでしょう」

これまで、ベトナム共産党は党建設と党の健全化に関する多くの決議を発布しています。その中には、「党建設に関する緊急課題」に関する第１１期党中央委員会の決議や、「思想・政治・道徳・ライフスタイルに関する衰退に対する党建設と党の健全化を強化」に関する第１２期党中央委員会の決議、「ホーチミン主席の思想・道徳・ライフスタイルを見習おうという運動の促進」に関する指示などがあります。これらの決議や指示が効果的に展開され、党建設と党の健全化に貢献していると評されています。

党建設と党の健全化をさらに加速

２０２１年の第13回党大会は、党建設と党の健全化は政治システムの完備を促進する重要な要素である一方、政治システムの効果を高めることは党の指導を強化するとしています。そのため、党建設と党の健全化、および政治システムの完備は最優先課題となっています。党中央理論評議会のメンバー、レ・ミン・トン教授は、党建設と党の健全化、および政治システムの完備を進めるためには社会主義的法治国家の構築が非常に重要であると述べ、次のように語りました。

（テープ）

「法治国家においては、党は法律に従って国民のために政権を担当します。党による政権の担当は民主的・科学的・清潔でなければなりません。そうすれば、党の指導が強化されるはずです」 

この93年間、ベトナム共産党はベトナム民族を多くの勝利へと導いてきました。党建設と党の健全化をさらに加速させる決意により、党は指導能力を高め、ベトナム民族を多くの新しい勝利へと導いていくでしょう。