(VOVWORLD) - 今年の「麻薬防止対策月間」は6月1日から30日まで全国各地で展開されています。
「責任感の向上と連携の強化・効果的な断固たる麻薬防止対策・麻薬のない社会へ向けて」をテーマにした今年の「麻薬防止対策月間」は麻薬とのたたかいにおける関係機関の連携強化、および政治システム全体と全国民の参加を促すのが狙いです。
「麻薬防止対策月間」では、公安省は関係機関と緊密に連携し、麻薬犯罪の取り締まりの強化を目指す全国規模の作戦を実施しているとともに、麻薬の危険に対する国民の認識を向上させるため、様々な宣伝啓もう活動を行っています。公安省事務局の局長ダン・ホン・ドゥク少将は次のように語りました。
(テープ)
「公安部隊は麻薬犯罪とのたたかいを主体的かつ効果的に展開し、その中で麻薬犯罪の多い地区に集中しています。これにより、地方間の犯罪組織、そして越境犯罪組織の多くを摘発・壊滅することができました。また、麻薬犯罪の訴訟もスムーズに行われています。さらに、国際協力、特に近隣諸国との協力が強化されており、麻薬犯罪を早期に防ぐことに役立っています」
全世界で麻薬犯罪が複雑に推移している背景の中で、ベトナムは国際協力を強化する方針です。ファム・ミン・チン首相は、麻薬の乱用は人類の危機であると指摘し、次のように語りました。
(テープ)
「麻薬はグローバルな問題です。そのため、グローバルなアプローチ方法と解決策が必要です。ベトナムでは、麻薬は社会全体の問題であり、ベトナム民族の危機でもあります。そのため、私たちは互いに団結し合い、麻薬犯罪に対応し、麻薬犯罪の壊滅を目指さなければなりません。これは差し迫った重点任務であり、連続的かつ長期的な任務でもあります」
政治システム全体と全国民の努力により、麻薬のない社会が徐々に実現されることが期待されています。