(VOVWORLD) - 7月27日の「傷病軍人・戦没者の日」は全党、全軍、全国民が国のために身をささげた人々、英雄・烈士の恩に報いるチャンスとみられています。また、「水を飲む時その井戸を掘った人の恩を思う」というベトナムの良き伝統を示しています。
1947年以来、党と国家は国の功労者の恩に報いる活動に特別な関心を寄せ、傷病軍人と戦没者の遺族を支援する複数の政策を発布・実施してきました。
適切な活動で、功労者の恩に報いる
この数日、全国各地で、「傷病軍人・戦没者の日」を記念する様々な活動が活発に行われています。各地の住民は戦没者の共同墓地を参拝し、花輪をささげ、線香を手向けました。南部ティエンザン省ミト市の市民の話です。
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「功労者に対する全社会の関心が日増しに高まっていますね。今日、我々は幸せな生活を送っていますが、これは英雄烈士の犠牲によるものです。今後も、功労者の恩に報いる運動が促進されていくことを望んでいます」
一方、3万3000人の功労者が住む北部山岳地帯バクカン省も傷病兵や、戦没者の遺族を支援する活動を様々な形で行っています。同省労働・傷病軍人・社会事業局のホアン・ミ・ハオ局長は次のように明らかにしています。
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「バクカン省は多くの困難に直面していますが、毎年、功労者を支援するため、100億ドン(約43万ドル)拠出します。功労者の生活改善は優先課題とみられています」
ベトナムの特別な政策
功労者に対する優遇措置はベトナムの特別な政策です。現在、功労者の数は920万人となっています。政府と各地方行政府は、生計や、教育、医療などの面で、功労者を効果的に支援しています。去る7月21日、政府は政令55号を発布し、功労者に対する補助金の増額を決定しました。また、功労者を支援する募金運動が全国規模で展開されてきました。これまで、これらの運動を通じて、5億6100万ドル相当の義援金が集められてきました。
さらに、功労者向けのチャリティハウスの建設運動も促進されています。支援者は8万4000軒のチャリティハウスを新築し、6万9000軒を改修しました。そのほか、「英雄」称号を持つ母親の世話、功労者へのプレゼントと預金通帳の寄贈なども幅広く展開され、功労者の生活改善に貢献しています。グエン・バー・ホアン労働・傷病軍人・社会事業次官は次のよう明らかにしました。
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「功労者を支援する活動の社会化は効果的に展開されています。各社会団体や、支援者も多くの活動を行っています。各レベルの行政府は地元の予算から数千億ドンを拠出するほか、募金運動を行っています。その全額は功労者支援活動に当てられます」
功労者に対する優遇政策は全面的かつ効果的に展開されてきましたが、ベトナムは、今後もその政策を促進していく方針を打ち出しています。これは社会保障の確保や、国の持続可能な開発事業にも貢献するでしょう。