(VOVWORLD) -現在、ベトナムでは、4万2千人を擁する800あまりの報道機関が活動しています。ベトナムの革命報道は絶え間なく発展しており、国の革命事業に大きく貢献しています。
98年前の1925年6月21日、ホーチミン主席の当時の別名であったグエン・アイ・クオックによって創立されたタインニエン(青年)新聞の創刊号が発行され、ベトナムの革命報道の誕生を告げました。およそ1世紀にわたり、各世代の報道従事者は、自らの力、知恵を活用して、民族の独立闘争事業と国の防衛建設発展事業に重要な貢献をしてきました。
現在、ベトナムでは、4万2千人を擁する800あまりの報道機関が活動しています。ベトナムの革命報道は絶え間なく発展しており、国の革命事業に大きく貢献しています。
国とともに歩む
かつての国の独立・統一のための闘争の際に、複数のジャーナリスト、記者は、危険や困難を恐れず、戦場に赴いていました。そのうちの多くの人は、犠牲となりました。
今日のジャーナリズムは、国の建設発展事業における全党、全国民、及び全軍の成果や努力などを反映しています。党と国家の重要な政策などが実践に活かされるようになったのは報道に依拠するところが多いとされています。
フエ国会議長(TTXVN撮影) |
去る6月9日に行われた国会と人民評議会を題材にした第1回全国報道賞(いわゆるジエンホン賞)の授賞式で発言に立ったブオン・ディン・フエ国会議長は次のように語っています。
(テープ)
「報道機関は、党の路線、国の政策などを包括的かつ迅速で主体的に宣伝したり、各部門、全国の有権者、国民、及び国外在留ベトナム人などの思考や、正当な願いを反映してきました。各世代の新聞記者、編集者は、国とともに歩んで、創意工夫を凝らして、精力的に働いています」
時代に適応
情報通信技術が発達している現在、報道機関の活動は大衆の多様な要求に応えられるように、マルチメディアへと移行しつつあります。
去る4月にベトナムの首相は「2025年までの報道のデジタルトランスフォーメーション戦略、および2030年までのビジョン」を承認しました。これに基づき、2030年までには、全ての報道機関は、報道の内容をデジタルプラットフォーム上に掲載し、9割の報道機関は、運用を最適化させるため、データの処理と分析プラットフォームを使用し、人工知能を適用する方針などです。
ミン会長 |
ベトナムジャーナリスト協会のレー・クオック・ミン会長は、多くの報道機関はデジタルトランスフォーメーションを推進していると明らかにし、次のように語っています。
(テープ)
「報道機関は、マルチメディア、およびマルチプラットフォームを利用して、テキスト、写真、グラフィック なコンテンツなどで表現しています。データジャーナリズムは欠かすことのできない表現手法として定着しつつあります」
他方、VOV=ベトナムの声放送局のファム・マイン・フン副総裁は、「VOVは、『デジタルパブリック』に奉仕できるように、デジタルトランスフォーメーションを進めている」と明らかにし、次のように語っています。
(テープ)
「デジタル環境とデジタルプレスは、さらに発展する傾向です。VOVに属する多くの機関はこの流れを主体的に掴んで、コンテンツをデジタルプラットフォーム上に掲載しています。例えば、VTCデジタルテレビ局はVTCNowというプラットフォームを使用して、テレビのコンテンツを配信しています」
およそ1世紀にわたって、ベトナムの革命報道は国の発展事業に対する重要な役割と大きな貢献を示してきました。