国会 今後の社会経済開発計画 決定

(VOVWORLD) - 10日、ハノイで、第15期国会第6回会議の第一部が閉幕しました。3週間にわたり、国会は多くの重要な課題を決定し、今後の社会経済開発の方向性を定めました。

今回の会議は国の重要な課題の決定や国の活動に対する監査という国会の機能の実行に集中しました。

最高監査の効率化

今国会で国会の監査機能を実現して、国会により、選出又は承認された役職者44人に対する信任投票が行われました。この信任投票は国会の監視活動の効率化や国家機関の活動の質的向上を目指すもので、役職者の責任感や、威信、指導能力、任務遂行能力、活動の効果などを客観的かつ全面的に評定するものです。これを通じて、信任投票の対象となった役職者は自らの信任度を見極め、今後も、活動の効率化に取り組むと期待されています。また、国会決議96号に盛り込まれた新しい規定に基づき、信任投票の結果を基礎に、管轄当局は人事の選出、育成、配置、採用を行うとしています。

中間の質疑応答は監視機能の一つです。第15期国会で、首相、副首相、および閣僚と長官21名が国会議員の質問に直接答えるのは今回がはじめてです。質疑応答は21の分野や10件の国会決議に関連するものです。2日間半にわたり、延べ457人の国会議員は質疑応答への参加を登録し、その中で延べ152人は質問権を行使し、延べ39人は討論に臨みました。これは質疑応答の率直で活発な雰囲気を示すと評されています。ハノイ市選出の国会議員ホアン・バン・クオン氏は次のように語りました。

(テープ)

「取り上げられたある問題は一つの省だけでなく、他の省庁にも関連する可能性があります。その場合、複数の閣僚は問題を解明する責任があります」

第1部の会議で新農村建設や持続可能な貧困解消、少数民族居住地と山間部の社会経済開発に関する国家目標プログラムの実施に対する最高監査が行われました。

成長にインスピレーション与える

特筆すべきことは今国会で社会経済開発計画や2021年~2025年期の社会経済開発計画、2021年~2025年期の経済再構築計画、社会経済回復・開発計画を支援する財政・金融政策に関する国会決議43号の実施状況が討議されたことです。また、国会は2024年の社会経済開発計画に関する決議を賛成多数で承認しました。決議によりますと、2024年のGDP=国内総生産の成長率を6%~6.5%にするという目標が設定されました。南部ドンナイ省選出の国会議員チン・スアン・アン氏は次のような見解を述べました。

(テープ)

「打ち出された成長目標の実施は難航していますが、政府、および全政治ジシステムに目標の達成に取り組むようインスピレーションを与えるでしょう。決議に盛り込まれた社会経済開発に関する指標に賛同します。」

第6回会議のやるべき仕事は山積し、その中で複雑で難しい案件が多くあります。第1部国会で収められた成果は第6回国会会議、および国の開発事業に前向きな影響を与えるとしています。

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