(VOVWORLD) - 6日、ハノイで開催中の第15期国会第6回会議で閣僚に対する質疑応答が行われました。
これは第15期中間の質疑応答であることから、方式と内容には新しい点があります。質疑応答は立法権の行使や国の重要な問題の決定に加えて、国の活動に対する最高の監査機関であるという国会の3つの職能の一つです。今回の質疑応答は二日間半にわたり、行われ、国会決議の実施状況に関する閣僚の責任が問われます。
国会に対する公約の履行を観察
今国会で、国会議員は第14期と第15期国会第1回から第4回までの決議の実施状況について閣僚に質問を出します。つまり、今回の質疑応答は国会に対する閣僚の公約の履行を監査するということです。ホーチミン市選出の国会議員チャン・ティ・ジエウ・トゥイ氏は次のような見解を述べました。
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「今回、全ての閣僚はあらゆる分野について国会議員や有権者の質問に答えなければなりません。この質疑応答が活発に行われ、多くの問題が解明されるものと有権者が期待しています。私を含め、有権者は政府が注目されている問題の解決や社会経済運営で直面している問題点について詳細な回答が出されるよう希望します」
一方、フーイエン省選出の国会議員レ・ダオ・アイン・スアン氏は次のように語りました。
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「国会常務委員会が提出した質疑応答の開催形式を高く評価します。これは創造的かつ能動的なやり方であり、公約の履行を目指す閣僚の適切な指導と関係機関の緊密な連携を示すものです」
効果の向上を目指す
国会の質疑応答を効率化するため、今回は総合経済対策やマクロ経済、経済セクター、文化社会、司法・内政・国家会計検査を中心に、質疑応答が行われます。また、実際の様子に応え、それぞれの分野や問題に関する質疑応答の時間が柔軟に調整される予定です。10月30日午後、ブオン・ディン・フエ国会議長は質疑応答の準備作業を点検した際、「これは監査後の監査だ。有権者をはじめ、国民はどんな問題の解決でも結果を求めるからである」と強調しました。また、質疑だけを行い、結果や公約の履行を評価しないことには質疑応答は最高の成果は得られないと指摘しました。南部ドンナイ省選出の国会議員チン・スアン・アン氏は次のように語りました。
(テープ)
「グループではなく、分野別で質疑応答が行われます。これは質疑応答の新しい点です。国会議員はより深く、より詳しい質問を出すことができます」
国会の質疑応答は常に有権者をはじめ、国内世論の注目を集めています。質疑応答を通じて、問題点や弱点が指摘され、閣僚の管理、運営能力の向上が図られると期待されています。また、質疑応答は国会決議の実施に取り組んでいる政府と各省庁のこれまでの努力を国民に示すとしています。