少数民族の権利増進

(VOVWORLD) - 先ごろ、国会常務委員会は、2021年から2030年までの少数民族居住地と山岳地帯の経済社会発展目標国家プログラムを提唱しました。これは、少数民族の権利増進を目指す方針の具体化です。
少数民族の権利増進 - ảnh 1少数民族出身の人材育成にあたるベトバック学校 

ベトナムは54の民族が共存する多民族国家です。53の少数民族は総人口9700万人の14.3%を占めていますが、そのほとんどは山岳地帯や離島など困難な状態にある地域に居住しています。そのため、各民族間の平等権の確保を終始一貫した政策と見なすベトナムの党と国家は少数民族の権利増進に力を入れています。

少数民族の権利保護を目指す法律システム

2013年のベトナム憲法は「各民族は平等で、相互尊重・団結し、共に発展することを目指す」と明記しています。また、少数民族の権利はベトナム共産党の政策や主張で明らかにされており、多くの法律で具体的に規定されています。ベトナム国会は立法活動において、各民族間の平等権を原則に法整備を進めており、政治面でも経済面でもまた文化・社会の面でも少数民族の権利増進を最も重要な立法活動の一つと見なしています。

そして、ベトナムは、関連法律の完備を進めるとともに、これらの法律・政策の効果的な実施に力を入れています。

少数民族の権利増進対策

こうした精神に基づいて、ベトナムは、各民族間の発展格差の是正を国の基本的政策と見なし、少数民族の健康保護や教育などを進めており、少数民族の全面的な成長に全力を尽くしています。実際、国は、少数民族居住地や山岳地帯の経済社会発展に巨額の投資を行っています。

国は、少数民族居住地・山岳地帯のインフラ整備や貧困解消、伝統文化の保存・開発、社会福祉の強化、貧富格差の是正を目指す多くのプログラムを展開しており、、2021年から2030年までの少数民族居住地と山岳地帯の経済社会発展目標国家プログラムはその一つです。党・国家・国民の決意により、このようなプログラムは成功するでしょう。

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