党大会で発表しているチョン氏

国の新しい発展段階へ

この９０年間、ベトナム共産党の指導の下で、ベトナムの人々はかつての民族解放事業と、現在の建設発展事業で多くの大きな成果を収めてきました。それぞれの党大会は国の発展段階につながり、今大会はこの３５年間展開されたドイモイ刷新政策を点検・評価した上で、２０３０年のベトナム共産党創立１００周年と、２０４５年のベトナム建国１００周年へ向けての戦略とビジョンを打ちだします。

グエン・フ・チョン党書記長・国家主席は、マルクス・レーニン主義とホーチミン思想を堅持した上で、これらの思想を創造的に運用・発展させなければならないと明らかにしました。

今大会はこうした姿勢を持ちながら、国の新たな発展戦略を打ち出し、国が直面している課題の解決策を見出すと期待されています。

国民の渇望

今大会の政治報告は、数回にわたって「渇望」という言葉を使っています。この「渇望」は、ベトナムが大国と肩を並べられるようになり、世界に貢献し、世界に尊敬されるという夢を実現させることを意味しています。

この渇望は現実に合わせて生じたものです。実際、この３５年間、ベトナム共産党の指導の下で、食料や衣服さえも足りなかったベトナムがダイナミックな経済成長を維持しています。こうしたベトナムは、世界経済に欠かせない一部となっているだけでなく、国際社会での影響力も徐々に増しています。2020年から2021年期の国連安保理非常任理事国を務めているベトナムは国際問題の解決に直接参加しています。

２０２１年から２０３０年までの期間に、ベトナムは今までの成果を発揮し、国の迅速かつ持続可能な発展を目指しています。ベトナム共産党の指導の下で、この渇望は現実化となることでしょう。