(VOVWORLD) - 19日、ハノイでグエン・フー・チョン党書記長の主宰により、1年間にわたる中央直轄省・市の汚職防止対策指導委員会の活動を総括する会議が行われました。
2022年5月10日、第13期党中央委員会第5回総会は省レベルの汚職防止対策指導委員会の設立を決定しました。これに従って、8月5日、首都ハノイ、北中部タインホア省、および中部港湾都市ダナン市をはじめ、国内の63の省・市は汚職防止対策指導委員会を設立しました。これは地方での汚職防止対策に追い風を吹かせたと評価されています。
全政治システム、全社会は結束を強化
設立以来、63の省レベルの汚職防止対策指導委員会は数百回の会議を行い、世論の注目を集めている179件の複雑な汚職事件を厳格に監視し、処理を指導してきました。その中でラオカイ省やクアンニン省、タインホア省、ドンナイ省、カインホア省、ホーチミン市などで発生した党委員会管轄の幹部に関わる汚職事件は厳格に処理されました。一方、いくつかの地方の汚職防止対策指導委員会は汚職が発生しやすい分野に集中した検査、監視計画を立案し、地元の差し迫った問題の処理を約束しています。ハノイ市の汚職防止対策指導委員会の委員長を務める党委員会のディン・ティエン・ズン委員長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「今年第1四半期、当委員会はハノイの一連の自動車検査登録センターで発生した汚職事件24件を監視対象に盛り込みました。また、関係機関に対し、汚職防止対策中央指導委員会のワーキンググループの結論に従って、これらの事件の処理を加速するよう指示しました」
特筆すべきは、省レベルの汚職防止対策委員会の活動が軌道に乗り、多くの成果を収めてきたことです。カオバンやホアビン、クアンニン、ハーナムなどの各省は違反者である省人民委員会副委員長や党常務委員をも起訴しました。汚職防止対策で収められてきた成果は腐敗撲滅を目指す党と国家の決意を示し、世論の高い評価を得ました。去る5月10日、ハノイで行われた、1年間にわたる中央直轄の省・市の汚職防止対策指導委員会の活動総括会議を準備する会合でチョン党書記長は次のように語りました。
(テープ)
「関係機関の連携が強化されています。検査から監視、会計検査後の処理などにわたって、行動協調が順調に行われてきました。中央から末端組織までの結束が強化されれば、汚職防止対策は効率化できるでしょう」
適切な決定
先頃、行われた党の内政部門と各省・市の汚職防止対策指導委員会とのオンライン会議で、発言に立った汚職防止対策中央指導委員会の副委員長を務めるファン・ディン・チャック党中央内政委員長は「末端組織での汚職防止対策が促進されてきた。省レベルの汚職防止対策指導委員会の設立に関する決定は正確である」と強調し、次のように語りました。
(テープ)
「意見が異なる課題があった場合、関係機関は建設的な精神で協議を行い、党の規定、および法律に従って適切な解決策を見出す必要があります。これは汚職防止対策に携わる機関の行動の指針となっています」
省レベルの汚職防止対策指導委員会の設立はベトナムの汚職防止対策事業における重要な節目となり、汚職防止対策指導システムが整備されたことを示すとしています。1年間にわたる省レベルの汚職防止対策指導委員会の成果は地方レベルの腐敗撲滅に追い風を吹かせ、省レベルの汚職防止対策指導委員会の設立は正しい決定であることを立証しています。