法治国家建設事業に欠かせない腐敗防止対策

(VOVWORLD) - 生前、ホーチミン主席は、「汚職や、浪費、官僚主義は国の建設防衛事業を妨げるものである」と指摘しました。

毎年の11月9日は「ベトナム法律の日」です。これは法律の重要な役割を顕彰するためのものです。社会主義的法治国家建設事業や、腐敗防止対策事業が積極的に進められている中で、その重要性が増しています。そして、腐敗防止対策に関する法律は法治国家建設事業の欠かせない一部となっています。

生前、ホーチミン主席は、「汚職や、浪費、官僚主義は国の建設防衛事業を妨げるものである」と指摘しました。今日、ベトナム共産党は、腐敗防止対策を国のドイモイ(刷新)事業において重要な役割を果たすものと見做しています。また、これは社会主義的法治国家建設や、国の発展事業、経済開発事業に役立つとしています。

腐敗防止対策に関する法律システムの健全化・完備

 独立を勝ちとってから、ベトナムは腐敗防止対策に関する法律を重視してきました。国の建設事業とドイモイ事業が積極的に行われている現在、その法律・政策は徐々に完備され、関連規定が日増しに具体化されています。2005年、汚職防止対策法が制定され、違反行為に対する厳罰措置を定めました。続いて、2006年、党中央委員会は汚職防止対策事業に対する党の指導の強化に関する決議を発布しました。

2021年に行われた党大会は、汚職防止対策を政治安定の確保及び経済社会開発の推進と結びついて進めることを目指し、「汚職・浪費との闘いを断固として進め、その決意を固めて、さらに強力な措置をとっていく」という方針を打ち出しました。2022年11月、党中央委員会は、社会主義的法治国家建設の建設・完備に関する決議27号を発布し、そのなかで、腐敗防止対策に関する内容が含まれています。

法的文書に関し、2005年汚職防止対策法は2007年や、2012年、2018年に改正され、その防止対策メカニズムの健全化に貢献しています。これはベトナムの政治システム全体の決意を示すものともみられています。

汚職防止対策の効果向上

 腐敗防止対策に関する法律は法治国家の欠かせない一部として、絶え間なく整備されています。 現在、ベトナムは2030年までの腐敗防止対策国家戦略を積極的に展開し、そのなかで、経済管理や、汚職対策に関する法律・政策を点検・改正し、それらの法律・政策の効果向上などが重要な任務とみられています。

腐敗防止対策は党内の綱紀粛正と健全化、党と国家の保護、法治国家建設事業の推進、健全な社会づくりを目指すものであると同時に、国の経済社会開発事業の促進にも貢献します。国の国際社会への参入事業が積極的に進めている現在、法治国家建設は差し迫った問題となっています。そして、腐敗防止対策に関する法律システムの健全化・完備と効果向上はその目標達成に役立つでしょう。

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